ブンデスリーガ20節終了時点で最下位に沈むダルムシュタットが、意外な人物をホームゲームに招待しようと働きかけているようだ。
 
　その人物とは、何と前アメリカ大統領のバラク・オバマ氏。イリノイ州議会の上院議員だった2003年にウェストハムの試合を観戦するなどサッカー好きとしても知られる同氏は、ダルムシュタットの公式ツイッターアカウントをフォローしている。
 
　その事実を知ったクラブ関係者がこの度、オバマ前大統領を試合観戦に招待する内容の動画をツイッターにアップ。「OBAMA」とマーキングされたユニホームを持ったFWテレンス・ボイドが次のようなメッセージを送っている。
 
「あなたがヨーロッパで唯一フォローしているクラブが我々だと聞いて、とても感激しています。ぜひ、ベレンファルトル（ダルムシュタットの本拠地）に来てください。もうユニホームもできていますから。ではスタジアムで会いましょう」
 
　この呼びかけに対して、今のところオバマ前大統領からの反応はなく、ダルムシュタットをフォローした理由なども明らかになっていない。
 
　いずれにせよ、今のダルムシュタットが藁をも掴む思いなのは事実だろう。次のホームゲームは、同じく残留争いを強いられている13位アウクスブルクとの一戦（ブンデスリーガ22節）。オバマ前大統領が観戦に訪れれば、これ以上ない後押しになるはずだ。