「俺と闘え、病院送りにしてやる!」イブラがUFCとボクシングの王者に大胆挑発!

2017年02月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

ファンの声を代弁したイブラヒモビッチ。

テコンドー有段者でもあるイブラヒモビッチ。格闘スキルに自信があっての挑発コメントだろうが、さすがと言えるビッグマウスぶりだ。 (C) Getty Images

 マンチェスター・Uに所属するスウェーデン代表FWのズラタン・イブラヒモビッチが、他競技のアスリートに飛ばしたジョークが話題となっているという。スペイン紙『ムンドデポルティーボ』が伝えている。
 
 これまでに数々の名言(迷言?)を残してきたイブラヒモビッチが今回挑発したのは、なんと格闘技界のヒーローだ。
 
 同紙によれば、UFCの2階級王者のコナー・マクレガーと元ボクシング世界王者のフロイド・メイウェザーに対し、「2人のドラマ作りにはうんざりだ。あいつらは俺と闘えばいんだ。どうなるか見てみようじゃないか。きっと2人とも病院に直行することになる」と、驚きのコメントを残したのだ。
 
 そもそもイブラヒモビッチが、刺激的なコメントを残したのには理由がある。マクレガーとメイウェザーのボクシング戦が、これまで噂ばかり先行する状態にあるからなのだ。
 
 イブラヒモビッチが口出ししたドリームマッチは、2016年11月下旬にマクレガーが、49戦無敗のまま2015年に現役引退したメイウェザーに対戦を要求。カリフォルニア州限定のボクシングライセンスを取得するなど本気ぶりアピールし、格闘技界で大きな話題となった。
 
 しかし、これに対して2月24日に40歳になるメイウェザーは「俺は引退生活を楽しんでいる。向こう(マクレガー側)はこちらの要求する数字を知っている。俺の報酬は1億ドル(約115億円)だ。交渉の主導権はこちらにある」と高額なファイトマネーを要求して、挑戦を固辞した
 
 この高圧的な態度にUFC代表を務めるダナ・ホワイト氏が「メイウェザーに主導権があるというのであれば、一体どういう主導権だ?」と話し、「いいか、フロイド。これは正式なオファーだ。我々は君に2500万ドル(約29億円)、そしてコナーに2500万ドルを払ってやる」と具体的なオファーをし、世紀の一戦の開催をサポートすることを明言した。
 
 さらにマクレガーが「メイウェザーとパッキャオが戦った試合が5億ドル(約575億円)規模の興行だったなら、俺とメイウェザーの試合は10億ドル(約1150億円)だ。ファンは金を払うさ。俺はロープのあるリングに上がり、グローブをはめる。とにかく、メイウェザー戦以外は眼中にないんだよ」と強気な発言をすれば、メイウェザーも「リングでなら」と態度を軟化させ、試合開催に向けて二転三転している状況なのだ。
 
 こうした経緯がありながら、いまだ正式決定に至っていないことに対し、「うんざり」とコメントしたイブラヒモビッチは、いわばファンの声を代弁した格好だ。
 
 今シーズンはプレミアリーグで24試合15得点を挙げるなど、35歳とは思えないタフさを披露しているイブラヒモビッチは、格闘界の王者に気を回すほど"舌"好調なようだ。
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