■デンバ・バ
・31歳／FW／セネガル代表
・上海申花 → ベジクタシュ（半年レンタル）
　2015年冬にベジクタシュから中国スーパーリーグの上海申花に移籍。加入１年目はリーグ戦で18試合に出場して14ゴールと活躍し、周囲の期待に応えた。しかし、昨年７月の上海上港戦で相手選手の悪質なタックルを受け、左足の脛骨と腓骨を骨折するという選手生命を絶たれかねない重症を負う。そのリハビリに励んでいた今冬にカルロス・テベスが加わったことで外国人枠が埋まり、レンタルで古巣に帰還した。現在はボールが蹴れるまでに回復しているというバは、「最善を尽くす」と古巣での復活を意気込む。
 
■ブラニスラフ・イバノビッチ
・32歳／DF／セルビア代表
・チェルシー → ゼニト
・フリートランスファー
　2008年の冬にロコモティフ・モスクワから移籍金970万ポンド(約19億円)でチェルシーに加入すると、CBとSBで卒なく機能するマルチな才能がどの監督からも重宝され、チームの主軸として活躍。チャンピオンズ・リーグ制覇や２度のプレミアリーグ優勝など合計９つのタイトル獲得に貢献した。しかし、今シーズンは新任のアントニオ・コンテ監督が３バックを固定したことで居場所を失い、今年６月まであった契約を解除してゼニトと２年半＋１年の契約延長オプション付きで合意。９年ぶりのロシア復帰を果たした。
 
■アンワル・エル・ガジ
・21歳／FW／オランダ代表
・アヤックス → リール
・移籍金：700万ユーロ（約８億4000万円）
　育成の超名門アヤックスの下部組織育ちの若手有望株。189cmの長身ながら確かな足下のスキルを持ち、豪快な仕掛けを売りとするドリブラーで、バルセロナやミランなどのメガクラブからも注目を浴びていた。リールは今月26日に新会長としてルクセンブルク人実業家のジェラール・ロペス氏が就任。エル・ガジはロシアでエネルギー事業でも成功しているという同氏の最初の大型投資選手となった。
 
■オディオン・イガロ
・27歳／FW／ナイジェリア代表
・ワトフォード → 長春亜泰
・移籍金：2000万ポンド（約28億円）
　ワトフォードと同じジャンパオロ・ポッツォが運営する姉妹クラブのウディネーゼから2014年夏に移籍。巨躯を利したポストワークと力強いフィニッシュワークを武器に、一昨シーズンは２部リーグで20ゴール、昨シーズンはプレミアリーグで15ゴールを挙げるなどエース級の働きを見せてきた。しかし、今シーズンはここまで１ゴールと低調を極め、ワトフォードは今冬にマウロ・サラテとエムバイ・ニアングをレンタルで獲得。後釜をしっかり確保できたため、中国からの高額オファーを受け入れた。