吉田所属のサウサンプトン、市場閉鎖1時間前に新エース候補のイタリア代表FWを獲得!

2017年02月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

ナポリでは控えに甘んじるも能力は欧州レベルで高く評価される。

ナポリからサウサンプトンに移籍したガッビアディーニ。自身初のプレミアリーグで輝きを放てるか?(C)Getty Images

 現地時間1月31日、吉田麻也が所属するサウサンプトンはナポリからイタリア代表FWのマノーロ・ガッビアディーニを獲得したことを発表した。
 
 2021年6月までの4年半契約で、移籍金は非公表だが現地メディアは1700万ユーロ(約20億4000万円)+300万ユーロ(約3億6000万円)だと報じている。
 
 育成の名門アタランタの下部組織で育った現在25歳のガッビアディーニは、チッタデッラ、ボローニャ、サンプドリアを経て、2015年夏にナポリに加入。しかし、昨シーズンはゴンサロ・イグアイン(現ユベントス)、今シーズンはアルカディウシュ・ミリク(10月にミリクが故障離脱して以降はドリース・メルテンス)とのCFレギュラー争いに敗れ、いずれもバックアッパーに甘んじた。
 
 とはいえ、力強いドリブル突破と左足のキャノン砲は欧州レベルで高く評価されており、今冬はミラン、マルセイユ、エバートン、WBA、レスター、ヴォルフスブルク、そしてサウサンプトンが獲得に乗り出す争奪戦に。結局はイングランドの移籍市場が閉じる1時間前のギリギリになって、サウサンプトンが何とか契約発表にこぎつけた。
 
 ナポリも今冬にジェノアからレオナルド・パボレッティを獲得したうえ、ミリクも間もなく戦列復帰するため、ガッビアディーニの売却を決断した。
 
 新天地となるサウサンプトンは、ネイサン・レドモンドやドゥシャン・タディッチがそれなりの決定機を作りながらここまで22試合で22ゴール(リーグ最少4位)と決定力不足が顕著。セリエAで38得点(158試合)を挙げた実績を持つガッビアディーニは、シェイン・ロングやチャーリー・オースティン(現在は故障離脱中)に取って代わる新エースとして期待される。本人は入団に際してこう語った。
 
「ここに来れてとても満足している。子供の頃から世界最大のリーグでプレーするのが夢だった。プレーするのが待ち遠しいよ」

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