チェルシーの主将テリー、「今シーズンはもうプレーしない」と明言。その理由とは?

2017年01月31日 サッカーダイジェストWeb編集部

「受け入れるしかなかった」決断の理由とは?

今シーズンはリーグ戦5試合の出場に止まっているテリー。昨シーズンの終盤にも引退報道が出ていただけに、選手としてのキャリアが終わる時が迫っているのは間違いないだろう。 (C) Getty Images

 チェルシーに所属する元イングランド代表CBのジョン・テリーが、今シーズンについて興味深い発言をした。英国メディア『BTスポーツ』が伝えた。
 
 新監督にアントニオ・コンテを迎えた今シーズンのチェルシーはプレミアリーグを快走。22節終了時点で2位のアーセナルに8ポイント差をつけ、首位に立っている。そんな好調のチームにおいて、テリーはわずか5試合の出場に止まり、キャリアの終焉も囁かれている。
 
 同メディアの企画で昨年11月に現役引退した元リバプールのMFスティーブン・ジェラード(現リバプール・アカデミーのコーチ)と会談したテリーは、「今のチームでプレーヤーとして、僕ができることはないなと思うことがあるんだ」と語った。
 
 36歳の最古参CBは、自信が負傷のためチームを離脱していた昨年9~11月を振り返り、「僕がいない間に、チームが13戦無敗を記録した。僕が戻ってきた時、スカッドに入り込む余地はなかったんだよ。プレーヤーとしては受け入れ難いことだったけど、受け入れるしかなかった」とその心情を吐露した。
 
 また、ジェラードから引退の時期について問われたテリーは、「正直に言うと、今シーズンはもうプレーをしないほうが良いと思っている。そのほうがチームが優勝するためのはいいのではと考えている」と明言。ただ、引退に関しては、「クラブの意見を尊重した正しい決断をするつもりだ」と明言を避けた。
 
 今シーズンいっぱいでチェルシーとの契約が満了となるテリー。現地メディアでは「早々にUEFAプロライセンスの獲得に動き出し、コンテ監督の下でコーチ業を始めるのではないか?」と報じられている。
 
 チェルシーのレジェンドであるテリー。今シーズンのプレミアリーグ優勝を花道に現役を退き、コーチングキャリアをスタートさせるか? 
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