現地紙が「清武はセレッソ復帰濃厚」と報じる。欧州市場が閉じてもJリーグ移籍は可能

2017年01月31日 サッカーダイジェストWeb編集部

現地紙はセレッソから具体的なオファーがあったことを報道。

Jリーグクラブ復帰に向けて動き出しているとされた清武。しかし、セビージャのファンたちはそんな日本代表MFの残留を望んでいるという。 (C) Getty Images

 今冬の移籍市場での退団が噂されているセビージャの清武弘嗣とガンソについて、スペイン紙『エスタディオ・デポルティボ』は、セビージャのファンたちが「清武の残留を望んでいる」と伝えた。
 
 セビージャは今冬の移籍市場で、アルゼンチンのロサリオ・セントラルからMFワルテル・モントーヤを獲得。だが、チームのEU圏外枠(3枠)はマリアーノ、ガンソ、清武で埋まっている。アルゼンチン人のモントーヤを陣容に加えるには、いずれか一人を放出することが不可欠。マリアーノは主力のため、バックアッパーの清武とガンソのどちらかが退団するのではないかと伝えられている。
 
 そうした状況を受けて同紙は、「セビージャを去るべきは清武かガンソか?」というアンケートを実施。その結果、『ガンソが去るべき』と投票したのは57%で、『清武が去るべき』と投票したのは20%に留まった。また「どちらも去ってはならない」は8%、「どちらも去るべき」は15%という結果になっている。
 
 しかし、同紙は清武がすでに退団に向けて動いていることを報じており、ヴィッセル神戸とサガン鳥栖、そして古巣のセレッソ大阪から興味を持たれているとし、「そのなかで最もまともなオファーをしたのはセレッソだけだった」と伝えている。
 
 また、スペイン紙『マルカ』も、「市場が閉じる前には契約をするだろう」と清武がJリーグへの電撃復帰に前向きな動きを見せていると報じた。
 
 欧州冬の移籍市場は1月31日(日本時間2月1日朝)で閉じるが、マーケットが空いているリーグへの放出は可能で、ちなみに2017年のJリーグは3月31日まで新選手登録が許されている。例えば、清武がモントーヤに押し出される格好でセビージャで登録外となれば、3月31日まではJリーグのクラブへ移籍できるのだ。もちろん、セビージャ、清武、Jクラブの3者で移籍金や年俸など全てにおいて合意することが必須条件となるが……。

 はたして、清武の去就はいかに?
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