柴崎のラス・パルマス移籍が破談! 欧州の他クラブ加入または鹿島残留へ

2017年01月31日 サッカーダイジェストWeb編集部

「監督がこれ以上の補強を望んでいない」と会長自らが、今冬の補強終了を明言。

昨年12月のクラブW杯決勝でハイパフォーマンスを披露し、脚光を浴びた柴崎。しかし、ラス・パルマス移籍は成立しなかった。 (C) SOCCER DIGEST

 以前から取沙汰されてきた鹿島アントラーズのMF柴崎岳のラス・パルマス移籍が、ここにきて破談した模様だ。
 
 現地1月30日、ラス・パルマスのミゲル・アンヘル・ラミレス会長がクラブの公式ラジオ番組『UDラジオ』に出演し、獲得に動いていたパリSGのスペイン人FWヘセ・ロドリゲスについて「事実上、合意に達した。明日(1月31日)には、グラン・カナリア(本拠地)で発表するつもりだ」と移籍交渉がまとまったことを明かした。
 
 その一方、ラミレス会長は「まだ選手を獲得できる余裕はあるが、監督はこれ以上選手を増やしたくないと考えている」と今冬の補強終了を明言。事実上、柴崎獲得の可能性を否定する格好となった。
 
 今冬のラス・パルマスはクロアチア代表MFのアレン・ハリロビッチをハンブルクから獲得しており、キケ・セティエン監督も「ハリロビッチとヘセは本当に偉大な選手であり、チームのクオリティーを大きく向上させてくれるだろう」と補強に満足している様子だ。
 
 現在、マドリードに滞在していると伝えられている柴崎。代理人から売り込みをかけたと見られるラス・パルマスへの加入は事実上消滅したが、ヨーロッパの移籍市場が閉まる1月31日(日本時間2月1日)のギリギリまで引き続き欧州移籍を模索するか。
 
 1月29日の新体制発表会で鹿島の鈴木満・常務取締役強化部長は「もし(欧州移籍が)決まらなければ、鹿島と(契約を)更新する話になっている」と語っており、受入れ先がなければ鹿島残留となりそうだ。
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