柴崎は現地でラス・パルマスからの電話待ち? 去就はアルゼンチン代表FWの動向次第か

2017年01月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

ラス・パルマスが最優先で獲得を進めるのは?

ウェストハムではここまで1ゴールしか挙げられていないカレリ(右)。このボカ・ジュニオルス育ちのストライカーの動向が、柴崎(左)の去就を左右する。 (C) Getty Images

 スペイン紙『マルカ』は、1月31日に締切を迎える冬の移籍市場におけるラス・パルマスの動向について、その最新情報を伝えた。
 
 ラス・パルマスがターゲットに据えていると現地メディアで報じられているのは、パリSGのヘセ・ロドリゲスとウェストハムのジョナタン・カレリ、そして鹿島アントラーズの柴崎岳という3人だ。
 
 そのなかで、ラス・パルマスが最優先で進めているのは、今冬にAEKアテネに放出したセルヒオ・アラウホと今シーズン4ゴールと不調のマルコ・リバヤの代わりとなるストライカーの獲得だという。つまり、ヘセとカレリだ。
 
 地元出身者でもあるヘセの獲得に関して同紙は、「すでに合意済みで、公式発表を残すのみ」と伝えている。
 
 第2候補となっているアルゼンチン代表FWのカレリについては、ラス・パルマス側がロンドンに赴いて交渉を行なったというが、ウェストハムのスラベン・ビリッチ監督が放出に難色を示したことで、ここにきて暗礁に乗り上げている状態にあるという。
 
 一方、すでにスペイン入りしている柴崎に関してはこれまで、1月29日にラス・パルマスの地元紙『ラ・プロビンシア』が「今冬に柴崎はラス・パルマスに加入しない。クラブが拒否した」と綴れば、ラジオ記者がツイッターで「柴崎はマドリーで欧州担当の代理人と会うが、彼の移籍先は最終的にラス・パルマスとはならない」とつぶやくなど様々な情報が錯綜。そんな中でマルカ紙は、「柴崎はマドリードでラス・パルマスからの電話を待ち続けている。カナリア諸島へ飛び、入団発表を行なうためだ」と現状を伝えた。
 
 しかし、マルカ紙は、柴崎はあくまで「プランB」にすぎず、クラブとしては柴崎獲得を決める前に、カレリ獲得の可能性を探りたいと考えている模様だ。
  
 タイムリミットが目前に迫る欧州の移籍市場。その期限内に柴崎の去就は決まるのか?
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