ミランがウディネーゼに逆転負けして連敗…ミスと怪我人の穴から失点する

2017年01月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

先制したまでは良かったがミスから同点に追いつかれ…。

決勝ゴールを挙げたウディネーゼのデ・パウル(左)。ミランのデウロフェウ(右)は徐々に持ち味を作り出したが結果には結びつかず。(C)Getty Images

 現地時間1月29日、ウディネのダチア・アレーナでセリエA22節のウディネーゼ対ミラン戦が開催された。
 
 ここまで13位のウディネーゼの本拠地に乗り込んだ7位ミラン(1試合未消化)は、お馴染みの4-3-3を採用。1月26日にニアングをワトフォードに放出した左ウイングにはボナベントゥーラが入り、1月23日にエバートンから獲得して26日のユベントス戦(コッパ・イタリア準々決勝)でデビューした新加入デウロフェウは、公式戦14試合連続でスタメン落ちの本田圭佑とともにベンチスタートとなった。
 
 ミランは8分、さっそく先制に成功する。右サイドで縦パスを受けたスソが、ワンフェイク後に左足でゴール方向に向かうクロス。これを後方からゴール前に走り込んだボナベントゥーラがワントラップし、右足ボレーで押し込んだ。
 
 一方のウディネーゼは25分、左サイドからのクロスにファラオ―ニがゴール前に走り込んでヘディングで合わせるが、惜しくもシュートはポストの上を越えた。
 
 27分にはミランにアクシデント発生。数分前に左膝を痛めていたボナベントゥーラがプレー続行不可となり、デウロフェウとの交代を強いられた。一方のウディネーゼも30分、右膝を痛めたファラオ―ニがアンジェッラと代わった。
 
 直後の31分、ウディネーゼが同点に追いつく。ロカテッリのパスミスをデ・パウルが拾い、ハルフレッドソンを経由して、最後はテレオーがゴール前左寄りから左足で叩き込んだ。
 
 その後、一進一退の攻防が続くが互いに決定機はなし。1-1でハーフタイムを迎えた。
 
 後半最初に決定機を得たのはウディネーゼ。50分、スルーパスに反応したサパタが決定機。しかし、相手GKドンナルンマの鋭い飛び出しに防がれて、ゴールを奪えなかった。
 
 ミランは徐々に試合にフィットしてきたデウロフェウにボールを集めて攻めるが、53分のスソ、56分と68分のバッカのシュートはいずれも失敗。痺れを切らしたモンテッラ監督は71分、バッカを下げてラパドゥーラを送り込んだ。
 
 直後の73分、ウディネーゼが勝ち越しに成功する。テレオーの見事な落としから、デ・シリオが足を痛めて治療のため不在だった右サイドでパスを受けたデ・パウルが、ペナルティーエリア手前から右足を一閃。ドンナルンマの手にわずかに触られたが、シュートのパワーが勝りサイドネットに突き刺さった。
 
 74分、ミランは怪我をしたデ・シリオに代えてバンジョーニを投入。交代枠を使い切り、これで本田の出番はなくなった。
 
 以降、ミランは猛攻を仕掛ける。しかし、87分のラパドゥーラのシュートがポストに弾かれれば、逆に95分にサパタにGKとの1対1という決定機を与える(ドンナルンマがスーパーセーブ)始末。1-2で敗北した。
 
 3連敗中だったウディネーゼに敗れたミランは、セリエA2連敗で年明けは1勝1分け2敗と低空飛行。苦しい時期を過ごしている。
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