今冬で彼らの移籍は成立するのか!? スペインの専門紙が注目する選手たち

2017年01月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

中国が照準を合わせるルーニー。マンUは容認の構えのようだ。

大記録を樹立したことで、限界説を吹き飛ばしたルーニーだが、マンチェスター・Uでのキャリアはいつまで続くか……。 (C) Getty Images

 欧州では現在、冬の移籍市場がオープンしており、各クラブは戦力の補充に余念がない。また、"爆買い"で世界を驚かせている中国のクラブも、シーズン開幕を前に、さらなるビッグネームの獲得を狙っている。
 
 夏ほどの活況を呈さないものの、やはり各クラブは水面下で(時には堂々と)動いており、誰がどこへ行くのか、という人々の興味を掻き立てている。
 
 そんななか、スペインのスポーツ専門紙『マルカ』の電子版は、この冬に移籍が成立するかどうかが注目される選手を絞って取り上げている。ちなみに、このなかにはフランス代表DFのパトリス・エブラも含まれていたが、彼は25日、ユベントスからマルセイユへの完全移籍を発表した。
 
 以下に紹介する9選手は、いずれも十分に可能性があり、また実際に動きがあるケースばかりということで、その動向が注目される。
 
――◇――◇――
 
◇ディミトリ・パイエ(ウェストハム)
 昨夏、EURO2016で一躍、世界中から注目される存在となったフランス代表MFは今、移籍を志願し、所属するウェストハムでのプレーを拒否している。
 
 クラブとも対立し、サポーターからも裏切り者扱いされている彼の獲得を狙うのは、以前から再三オファーを出している古巣のマルセイユ。今回は2000万ユーロを提示しているという。ウェストハムはこれを拒絶しているようだが……。
 
◇ヘセ・ロドリゲス(パリ・サンジェルマン)
 今シーズンよりレアル・マドリーから加入したFWは即戦力として注目されていたが、ピッチ上で結果を残せていないばかりか、素行にも問題があると報じられるなど、完全に期待を裏切り、早い段階からウナイ・エメリ監督の構想外となってしまった。
 
 現在、リーガ・エスパニョーラのラス・パルマスが彼に関心を示しているといわれるが、プレミアリーグのミドルスブラもパリSGに接触しているという。
 
◇ウェイン・ルーニー(マンチェスター・ユナイテッド)
 プレミアリーグ第22節のストーク戦、鮮やかな同点FKを決め、マンチェスター・Uでの通算得点を250に伸ばして、サー・ボビー・チャールトンの最多記録を抜いたルーニー。キャプテンは大いに称賛されたが、それでも移籍の噂が消えることはない。
 
 今シーズンはサブに甘んじているルーニーには、中国から「週給1億円」ともいわれる高額オファーが届いているという。ジョゼ・モウリーニョ監督は「金は重要だし、興味深い経験と言える。我々はルーニーの決断を待つのみだ」として、移籍を容認する構えのようである。
 
◇ジャクソン・マルティネス(広州恒大)
 昨年2月にアトレティコ・マドリーから、4200万ユーロという巨額の移籍金で中国に渡ったコロンビア代表のCFだが、怪我などもあって期待された活躍を見せられず、同年夏には早くも欧州復帰を希望するなど、新たな冒険は完全な失敗に終わった。
 
 すでに新シーズンのAFCチャンピオンズリーグは開幕したが、外国人枠(3人)の争いに敗れ、登録メンバーからも外されてしまったジャクソン。先日は古巣のポルトでトレーニングしている姿が目撃されたが、移籍先として有力なのはトルコのベジクタシュだという。

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