デウロフェウ・デビュー&本田が7試合ぶり出場のミラン、ユーベに屈してコッパ・イタリア敗退

2017年01月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

後半は盛り返したミランが退場者を出して…。

デウロフェウ(右)がデビューしたミランだが、ユーベに1-2で敗れた。(C)Getty Images

 現地時間1月25日、トリノのユベントス・スタジアムでコッパ・イタリア準々決勝のユベントス対ミラン戦が開催された。
 
 セリエA9節とイタリア・スーパーカップでミランに連敗中のユーベは、1月22日のラツィオ戦でも使った4-2-3-1を採用してCFイグアインの後ろに右からクアドラード、ピャニッチ、マンジュキッチを並べる布陣。一方のミランはお馴染みの4-3-3で前線にスソ、バッカ、ボナベントゥーラが入り、1月23日にエバートンからレンタルした新加入デウロフェウは本田圭佑とともにベンチスタートとなった。
 
 序盤から優位に試合を進めたユーベは10分、いきなり先制に成功する。K・アサモアのクロスをクアドラードがすらし、ペナルティーエリア内でフリーになったディバラが効き足とは逆の右足で叩き込んだ。
 
 その後も試合を支配したユーベは21分に追加点。ペナルティーエリア手前左寄りからのFKを、ピャニッチが直接ねじ込んだ。
 
 ミランは相手の攻撃を跳ね返すのが精一杯で、前半の決定機は無し。ユーベの2点リードでハーフタイムを迎えた。
 
 しかし、後半はミランが盛り返し、早々に1点を返す。53分、斜めのフィードをクツカがペナルティーエリア手前で頭で落とし、これにベルトラッチが反応。ケディラに足でクリアされるが、そのこぼれ球をバッカが右足ボレーで叩き込んだ。
 
 しかしその1分後、ミランのロカテッリがディバラに後方から危険なタックルを仕掛けて2枚目のイエローカードで退場処分を食らう。
 
 それでもミランは何とか反撃を繰り返し、70分にはクツカがFKから惜しいミドルを放つ。そして、80分にはデウロフェウがバッカに代わって登場。ミラン・デビューを飾ったスペイン人アタッカーは、得意のウイングではなくそのままCFに入った。
 
 ユーベは82分、マンジュキッチ、クアドラードと繋いで最後はピャニッチが右足ボレーで合わせたが、ドンナルンマのスーパーセーブに防がれた。
 
 ミランは85分、デウロフェウがスルーパスから裏に抜け出してスピードで敵を振り切り、右足アウトサイドでフィニッシュ。しかし、相手GKネトに弾かれてゴールにはならなかった。
 
 91分、ベルトラッチに代わって本田がピッチへ。昨年12月12日のローマ戦以来の公式戦出場となった背番号10は、1人少ないチームにあって左ボランチのような位置に入る。
 
 本田はマンジュキッチの速攻に付いていてピンチを防ぐなど守備で貢献したが、攻撃面での見せ場はなし。そのまま2-1でユーベが逃げ切った。
 
 コッパ・イタリア3連覇を目指すユーベは準決勝でナポリと対戦。ファーストレグは3月1日、セカンドレグは4月5日に開催される。
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