チーム合流のカズ、50の余裕「1967年生まれの自分を対戦相手はどう思うかな…」

2017年01月24日 二本木昭

2.26バースデー開幕戦へ自主トレは「完全休養なし」

カズが横浜FCのチーム練習に合流。グアムでの自主トレでは、かなり追い込んできたようだ。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

 今年のJ2開幕戦が行なわれる2月26日に50歳の誕生日を迎える三浦知良が、1月23日に横浜FCの練習に合流。カズの日本での始動日ということで、横浜FC・LEOCトレーニングセンターには、普段の10倍近い40名を超える報道陣が押し寄せた。
 
 昨年12月から約1か月間、グアムで自主トレを行なってきた三浦。この日の午前練習はチームメイトとは別メニューで軽めに終えた。その理由について問われると「グアムでは完全に休んだ日は一日もありませんでした。2日前に帰国して、昨日は完全休養にあてましたが、やはり疲れがありますね。あとは、(日本とグアムの)気温差が20℃もあるので、壊れる危険も考慮しました」と回答。開幕に向けてかなり身体を仕上げてきているようだ。
 
 グアムでは、リオ五輪4×100メートルリレー銀メダリストの山縣亮太選手の練習などを目にする機会もあったという。サッカー選手と陸上選手の走りの質の違いについて興味を覚えたようだった。
 
 50歳という年齢については、「今までオーバーワークしてしまうことがよくあったんですけど、"50歳なんだから無理をするな"と自分で自分に言い聞かせることができるんじゃないかと。それ以外は、特に歳がどうこうということはないですね。ただ、試合開始前のメンバー表なんかを見ると、1990年代生まれの選手が多くを占めるようになったなかで、1967年生まれの自分について相手はどう思うんだろう、とかは考えます」と笑顔で語る。
 
 さらに「たとえば体幹トレーニングでも、できない組み合わせなんかがあると、できるようになりたいと思う。それも年齢は関係ないですね。日南キャンプで参加するニューイヤーカップも8試合全部出たいです」と、これから本格化するプレシーズンのトレーニングへ向けて意欲を見せた。
 
取材・文:二本木昭(フリーライター)

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