内田に強力なライバルが? シャルケがチェコ代表のウイングバック獲得を模索中

2017年01月23日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

カデジャーベク本人がシャルケからの興味を明かす。

シャルケが獲得を目指しているホッフェンハイムのカデジャーベク。ここまで16試合に出場し、3位と躍進するチームを好守に渡って支えている。(C)Getty Images

 内田篤人が所属するシャルケが、新たなウイングバックの獲得を目指しているようだ。
 
 チェコ・メディアによれば、シャルケはホッフェンハイムのチェコ代表DFパベル・カデジャーベクに興味を示しているという。本人が次のように明かしている。
 
「代理人に聞いたら、いくつかのクラブが僕を狙っているらしい。シャルケもそのひとつだよ」
 
 今シーズン途中から3-5-2システムを採用しているシャルケは、右ウイングバックに本来ウイングのアレッサンドロ・シェプフを起用。レギュラー候補だったコケと内田の長期離脱を受けての抜擢で、バックアッパーのサシャ・リーターやジュニオール・カイサラ(1月にイスタンブールBBへ移籍)を抑えて定位置を確保した。
 
 シェプフはここまで3得点をマークするなど持ち前の攻撃力を発揮する一方、守備の局面ではしばしば不安定なプレーを披露。カデジャーベク獲得に動いているのは、そうした事情に加え、いまだコケの復帰の目処が立たず、膝の故障が癒えたばかりの内田のコンディションも万全でないためだと見られる。
 
 シャルケが狙うカデジャーベクは今シーズン、3-1-4-2を採用するホッフェンハイムの右ウイングバックとして活躍。攻守のバランスに優れたサイドのスペシャリストで、スパルタ・プラハ在籍時の14-15シーズンにはチェコ・リーグの年間最優秀選手に選ばれた実力者だ。仮に移籍が実現すれば、内田にとって強力なライバルになるのは間違いないだろう。
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