ルーニー、チャールトンのマンU最多得点記録を更新! 「超えられると思っていなかった」と驚き

2017年01月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

「引退をする時に振り返れる」と安堵のコメントも。

チャールトン(左)の得点記録を更新したルーニー(右)。名実ともに赤い悪魔の象徴と言える存在となった。※写真は2015年12月のもの。 (C) Getty Images

 マンチェスター・UのFWウェイン・ルーニーが偉大な記録を打ち立てた。
 
 現地時間1月21日に行なわれたプレミアリーグ22節でストークと対戦したマンチェスター・U。試合は19分にファン・マヌエル・マタのオウンゴールで先制を許す、苦しい展開となる。
 
 その後はマンチェスター・Uが攻勢を強めるも、決め手を欠き続け、そのまま試合終了かと思われた後半ロスタイム。チームの窮地を救ったのが、この日、67分からピッチに立ったルーニーだった。
 
 左サイドでFKを獲得すると、ルーニーが右足で放ったボールは鮮やかな軌道を描いてゴールネットへと吸い込まれたのだ。
 
 結局、この得点で試合は1-1で終了。マンチェスター・Uは公式戦の無敗記録を17に伸ばした。
 
 チームを土壇場で敗戦から救ったルーニーは、この得点がマンチェスター・Uでの250得点目に。クラブのレジェンドで、元イングランド代表FWのボビー・チャールトンが持っていたクラブ記録249点を更新することとなった。
 
 2004-05シーズンにエバートンからマンチェスター・Uに加入したルーニーは、クラブの象徴であるチャールトンの記録を超えたことについて試合後、「チャールトンはクラブのアイコンとなる人物だ。このクラブと契約する時にその存在がどれくらい重要かは理解していた。彼のゴール数を僕が超えるなんて思っていなかった」と語った。
 
 またルーニーは、「彼はドレッシングルームに来て、僕を祝福してくれた」とチャールトンからも称賛されたことを明かし、得点記録の更新が持つ意味を次のようにコメントした。
 
「僕はチームプレーヤーだと思っている。だけど、記録は重要だよ。引退をする時にみんながそれを振り返ることができるからね。そして何よりも子どもたちに話すことができる」
 
 また、約40年ぶりに自身の得点記録を更新されたボビー・チャールトンは、「ウェインが更新してくれたことを素直に嬉しいと思うよ。彼は歴史書に名を残すに値する。彼はクラブとイングランドにとって間違いなく偉大な男だよ」とルーニーへ賛辞を贈っている。
 
 31歳となったルーニーは近年、そのプレーに陰りが出始めたことが指摘され、今シーズンもスタメンから外れる試合が少なくない。しかし、この偉大な得点記録を更新したことが新たなモチベーションとなり、チームを浮上させる存在となるかもしれない。
 
 今後もそのパフォーマンスに注目だ。
 
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