W杯歴代得点王クローゼが「パーフェクトだった」と振り返るCBは?

2017年01月18日 白鳥大知(サッカーダイジェストWEB)

全盛期には様々な名CBと鎬を削ってきたが…。

ミュンヘンでのナイキ・イベントで日本メディアの取材に応じてくれたクローゼ。写真:ナイキ

 現地時間1月16日にドイツ・ミュンヘンで開催されたナイキの新スパイク『ハイパーヴェノム3』の発表会。当日はロベルト・レバンドフスキ(バイエルン)をはじめ、ハリー・ケイン(トッテナム)、マーカス・ラッシュフォード(マンチェスター・U)、ゴンサロ・イグアイン(ユベントス)、エディンソン・カバーニ(パリSG)、そして昨年11月に現役引退してドイツ代表コーチに転身したミロスラフ・クローゼ(元ドイツ代表)など世界中から名ストライカーたちが集結し、トークショーとメディア取材に応じた。
 
 そんな中、2002年日韓ワールドカップでヘディングだけで5ゴールを挙げるなど、日本のサッカーファンにも馴染み深いクローゼが、日本メディアの独占取材に応対してくれた。
 
 カイザースラウテルン、ブレーメン、バイエルン、ラツィオと渡り歩いたクラブキャリアでは231ゴール、ドイツ代表では歴代最多の71ゴールを挙げ、ワールドカップ通算得点王(16ゴール)でもあるレジェンド。世界中のDFやGKを震え上がらせてきた往年の点取り屋に、「キャリアの中でもっとも強敵だったセンターバックは?」という質問をぶつけると、こんな答えが返ってきた。
 
「わたしにとってはネスタだね。完璧なセンターバックで、本当に苦労した。一筋縄にはいかなかった」
 
 1978年生まれのクローゼは、全盛期にファビオ・カンナバーロ(元イタリア代表)、リオ・ファーディナンド(元イングランド代表)、カルレス・プジョール(元スペイン代表)、ルッシオ(元ブラジル代表)など名立たるワールドクラスのCBと鎬を削っているが、選んだのは2つ年上のアレッサンドロ・ネスタだった。
 
 類稀な読みと身体能力を武器にラツィオ、ミラン、イタリア代表などで活躍したネスタ。クローゼはチャンピオンズ・リーグ、セリエA、国際Aマッチなど様々な舞台で何度も戦ったが、「パーフェクト」と形容するほど鮮烈な印象が残っているようだ。
 
 ちなみにネスタは、2013年にモントリオール・インパクトで現役引退(一時期、数か月だけインドで現役復帰)。2015年9月からはパオロ・マルディーニが共同オーナーを務めるアメリカのマイアミFCの監督を務めている。
 
取材・文:白鳥大知(サッカーダイジェストWEB)
協力:ナイキ
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