広島の初代アンバサダーに就任した森﨑浩司が初仕事。トークショーで語ったセカンドキャリアのビジョンとは?

2017年01月09日 小田智史(サッカーダイジェスト)

アンバサダー就任が発表された2日後にトークショーに登場。

サンフレッチェ広島の初代アンバサダーに就任。広報大使として、クラブと広島県の魅力を発信していく。 (C)SOCCER DIGEST

 昨季限りで現役を引退し、サンフレッチェ広島の初代「アンバサダー」に就任した森﨑浩司が1月7日、東京銀座にある広島ブランドショップ『TAU』でトークショーを行なった。今回のイベントは、「関東のファンにも直接引退の挨拶とお礼を伝えたい」という森﨑たっての希望で実現。限定60名に対して300人を超える応募があり、見事当選したファンとおよそ1時間、交流を深めた。
 
 司会を務めたスポーツコメンテーターの西岡明彦氏とのトークでは、引退セレモニーを行なった2016年10月29日の福岡戦後に、複数のクラブから契約のオファーがあったことを告白。「やりきった感と、終わってしまったという想い」(森﨑)が交錯するなか、最も強くこみ上げてきたのは、ユース時代を含めて20年間を過ごしたクラブへの"愛"だった。
 
「たくさんの方に『ちょっと引退が早かったんじゃない?』と言葉をかけてもらいました。でも、やっぱりサンフレッチェ広島の一員として終わりたかったので、心は揺れなかったです」
 
 森﨑は駆け付けたファンに、「僕が他のチームでプレーしている姿を見たかったですか」と逆質問。「紫じゃないユニホームの森﨑浩司は見たくない」「広島でキャリアをまっとうして、また(違う形で)広島でやって欲しい」との声が大半を占め、「僕の決断は正しかったんですね。もし7番を空けてもらえるのであれば、2、3か月後とか、半年後に『契約してもらえますかね』ってクラブにお願いするかもしれないです(笑)」と、会場の笑いを誘った。

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