清武がブンデスリーガで引く手あまた。焦点は移籍金だ

2017年01月06日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「清武加入が実現すれば、ヘルタ・ベルリンは瞬く間に強化される」

開幕戦で1得点・1アシストと滑り出しこそ順調だった清武だが、その後は出番が激減。今シーズンはここまで4試合の出場にとどまっている。(C)Getty Images

 セビージャで出場機会を失っている清武弘嗣が、やはり今冬にわずか半年で移籍を決断するかもしれない。
 
 専門誌『キッカー』によると、ヘルタ・ベルリン、ケルン、シャルケ、ヴォルフスブルクなどドイツの複数のクラブが興味を示しており、清武本人もブンデスリーガ復帰を望んでいるという。
 
 争奪戦を一歩リードしているのは、原口元気が所属するヘルタ・ベルリン。パル・ダルダイ監督は昨夏から清武の獲得を熱望しており、今冬も改めて獲得に乗り出している。指揮官が求めるFKのスペシャリストであり、2列目ならどこでも対応する汎用性は大きなセールスポイント。地元紙『ベルリナー・ツァイトゥング』は「清武の加入が実現すれば、ヘルタ・ベルリンは瞬く間に強化されるだろう」と報じている。
 
 争点になるのは移籍金。昨夏に清武を650万ユーロ(約7億8000万円)で手に入れたセビージャはそれ以上のオファーがあれば売却も辞さない構えだが、ヘルタ・ベルリンが捻出できる限度額は500万ユーロ(約6億円)と見られている。この150万ユーロ(約1億8000万円)の差をどう埋めるかが、今後の交渉の行方を左右しそうだ。
 
 マルセル・リッセ、レオナルド・ビッテンコートなどアタッカー陣に重傷者が続出しているケルンは、シャルケやヴォルフスブルクと同じくここまでは具体的な動きがまだない。セビージャや清武本人の意向、ヘルタ・ベルリンの動きを見定めている段階か。

 いずれにせよ、引き続き清武がブンデスリーガのクラブから熱視線を浴びるのは間違いなさそうだ。
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事