止まらぬ中国の“爆買い”! オーバメヤンに史上最高額オファー!?

2017年01月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

テベスらに続き、ヴィツェルも仕留めた驚異のチャイナパワー。

オーバメヤンのような欧州4大リーグのトップ中のトップをも狙えるほどのパワーを持つチャイナマネー。この先、どのようなニュースが発せられるか、楽しみでもある。 (C) Getty Images

 カルロス・テベス(ボカ→上海申花)、オスカール(チェルシー→上海上港)と、ビッグネームを次々に獲得している中国スーパーリーグだが、さらにベルギー代表のMF、アクセル・ヴィツェルの参戦も決まった。

 これは本人が明らかにしたもので、4年半のゼニト・サンクトペテルブルクでのプレーに終止符を打ち、ファビオ・カンナバーロ率いる天津権健に新天地を求めることとなった。報道によると年俸は1800万ユーロで、契約期間は不明だが、複数年だという。

 昨夏にユベントス行きが目前に迫りながら、ロシアに留まったヴィツェルだが、欧州トップリーグでプレーすることなく、中国で「新たな冒険」(本人談)に臨むこととなった。それだけ、天津からのオファーは断り切れないほど魅力的なものだった言えるだろう。

 またしてもビッグディールを成立させた中国のマネーパワー。他にもチェルシーのジエゴ・コスタやフィオレンティーナのニコラ・カリニッチの獲得も狙っており、現在、プレミアリーグの得点王争いを展開する前者に対しては、天津権健が9000万ユーロを提示したという。

 これは約110億円超という驚異的な金額だが、イタリアの『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、さらにこれを上回るオファーをドルトムントが受けたと報じている。

 ターゲットとなっているのは快足CFのピエール=エメリク・オーバメヤンで、上海上港が提示した移籍金額は史上最高の1億5千万ユーロ(180億円超)! オーバメヤンの週給は80万ユーロ(約9800万円)、年間では4100万ユーロ(約50億円)に達するという。

 テベスは上海申花で4000万ユーロ(約48億円)を受け取るといわれているが、それを上回る世界最高額のオファーである。

 もっとも、ドルトムントが得点ランキングの首位を走るオーバメヤンをこの時期に手放すことはあり得ず、彼自身も「移籍するならレアル・マドリー」と常々語っているだけに、この移籍が成立する可能性は限りなくゼロに近いだろう。

 とはいえ、チャイナマネーが欧州のビッグクラブやスター選手にとっても無視できない存在となっているのは事実であり、これからも景気の良いド派手なニュースが次々に発信されるのは間違いないだろう。

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