離脱するマネの代役にクロップが獲得を熱望するのはドルトムント時代の教え子

2017年01月03日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

安定感に欠けるCBも重要な補強ポイントに。

大晦日に行なわれたマンチェスター・C戦を制したリバプール。首位チェルシーを追走するその勢いを加速させる補強ができるだろうか? (C) Getty Images

 プレミアリーグ19節終了現在で、2位と好調を維持するリバプール。とはいえ、今冬に改善すべき強化ポイントは少なくない。
 
 そのひとつが、アフリカ・ネーションズカップ参戦でサディオ・マネが抜けるウイングだ。
 
 オランダ代表のクインシー・プロメス(スパルタク・モスクワ)、アレックス・チェンバレン(アーセナル)、ヘセ・ロドリゲス(パリSG)、ガブリエウ(インテル)と様々な名前が浮上するなか、ユルゲン・クロップ監督が最も獲得に熱心なのが、クリスティアン・プリシッチ(ドルトムント)だ。
 
 ドイツ人指揮官は、卓越したスピードとテクニックを備える元教え子を、大枚を叩いてでも手中に収める意向だ。
 
 リーグ戦19試合で21失点と安定感に欠ける最終ラインの強化も必須。ジョエル・マティプを除きいずれも全幅の信頼が置けないCBは、ヨナタン・ター(レバークーゼン)やニクラス・ジューレ(ホッフェンハイム)を筆頭に、対人戦に優れるファイターをリストアップしている。
 
 いずれかを獲得できれば、今シーズンは中盤ではなくCBでプレーするルーカスを、引き抜きに熱心なインテルに放出しても不思議はない。
 
 さらに本職がMFのジェームズ・ミルナーで急場を凌ぐ左SBは、セアド・コラシナツ(シャルケ)やジョーダン・アマビ(アストン・ビラ)といったレギュラー級のタレントの動向を注視している。
 
 ウイング、CB、左SBよりは緊急性が低いとはいえ、レギュラーのアダム・ララーナ、ジョルジニオ・ヴァイナルダム、ジョーダン・ヘンダーソン以外に頼れる人材が不足する3センターも補強を必要とする箇所だ。
 
 こちらは、エクトル・エレーラ(ポルト)やマフムード・ダフード(ボルシアMG)の動向を昨夏に続いて追いつつ、マックス・マイヤー(シャルケ)やルベン・ネベス(ポルト)、ジョフレー・コンドグビア(インテル)もチェックしている。
 
文:ワールドサッカーダイジェスト編集部
 
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