【天皇杯】移籍の噂も取り沙汰される柴崎岳 「この流れを来季にもつなげていきたい」

2017年01月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

「最後は粘り強い試合ができた」

この日はゴールに絡むことはなかった柴崎だが、随所にチャンスを演出するプレーを見せた。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

[天皇杯決勝]鹿島2-1川崎/2017年1月1日/吹田S

【天皇杯決勝PHOTO】鹿島がファブリシオ弾で今季二冠&通算19冠を達成!

 第96回天皇杯は鹿島が延長戦を制して、6大会ぶり5度目の優勝を飾った。今季二冠を達成したチームを攻守にわたり力強く牽引した柴崎岳が、試合後のフラッシュインタビューで喜びを語っている。

 柴崎は延長戦にもつれたゲームを振り返り、「どんな形でも優勝したかった。相手もいいサッカーをしていて、延長までもつれてしまったが、勝てたので良かった」と率直な感想を述べた。

 天皇杯では準々決勝を体調不良で欠場するなど、決してコンディションは万全ではなかった。リーグ戦終了からチャンピオンシップ、クラブワールドカップと休みなく稼働し、この日欠場した金崎夢生をはじめ、チームにも疲労の色は隠せなかった。

 延長前半のファブリシオの勝ち越しゴールの後は、川崎の猛攻にも晒されたが、「全員で声を掛け合って『もうちょっとだから』と言い合って耐えることができた。最後まで粘り強く試合ができた」とタイムアップまでの終盤の苦しい時間帯を振り返った。

 柴崎自身は、今季のリーグ戦終了後にスペイン2部クラブが興味を寄せていると報じられ、クラブワールドカップ決勝のレアル・マドリー戦での2得点で、一気に移籍市場での注目度が高まった。来季の去就も今後注目されるはずだ。

 チームに今季最後のタイトルをもたらした10番は、「今シーズンの締め、リスタートという意味で良いゲームができた。この流れを来季にもつなげていきたい」と2017年への抱負を語っている。
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