レスター、難敵を封殺して2016年最終戦を白星で飾る! 岡崎はエネルギッシュなプレーを披露

2017年01月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

レスター、2016年最終戦をチーム一丸のサッカーで制す!

自身の武器である高さを活かしたヘディングでゴールを挙げたスリマニ。その力強いプレーがチームを勝利に導いた。 (C) Getty Images

 現地時間12月31日、レスターのキング・パワースタジアムのレスター対ウェストハム戦が開催された。
 
 前節、エバートンに0-2と完敗したレスターは、その試合から布陣を4-4-2から4-2-3-1に変更。岡崎は若手のグレイを先発起用されたため、ベンチスタートとなった。
 
 試合はレスターが開始早々から猛攻を仕掛ける。
 
 まずは、1分、グレイのロブパスに抜け出したマハレズがボックス内でフリーとなり、ボレーシュートを放ち、さらに4分には、右サイドを突破したオルブライトンのクロスにスリマニがヘディングで合わせた。
 
 いずれもネットを揺らすまでには至らなかったものの、立ち上がりから積極的に仕掛けたレスターの果敢な姿勢が身を結ぶ。
 
 20分、右サイドを攻め上がったオルブライトンのクロスをファーサイドでフリーとなったスリマニがヘディングで合わせてネットを揺らしたのだ。
 
 先手を取って落ち着いたレスターは、迫力に欠けた淡白なプレーを続けるウェストハムを尻目に自分たちのペースで試合を進めた。
 
 30分を過ぎてから守勢に回り、カウンター狙いの戦術にシフトしたレスターは、パイエやキャロルといった相手のキーマンに自由を与えない守備で要所を締める。
 
 38分にはゴール前に攻め込まれて決定的なシュートを放たれるも、アマーティーが身体を張った守備で対応。44分にはパイエのFKをシュマイケルが好セーブで防ぎ、レスターはリードを保ったまま、ハーフタイムを迎えた。
 
 後半はビハインドを追うウェストハムがボールを支配。ロングボールを活用した組み立てで、少しずつ敵陣に攻め入っていった。
 
 しかし、レスターの身を挺した守備を前に攻め手を欠いたウェストハムは、65分にドリブラーのフェグーリを投入。直後の66分には、惜しくもゴールとはならなかったが、そのフェグーリが獲得したFKから早速チャンスを創出した。
 
 攻勢を強めるウェストハムに対してレスターは、70分にマハレズに代えてフクス、80分にはグレイに代えて岡崎をピッチに送り出して逃げ切りの体勢を固めていった。
 
 投入直後から前線でエネルギッシュに走り回る岡崎は、相手のビルドアップを阻み、さらにミスを誘発。89分と91分には決定機を迎えるなど少ない出場時間で日本代表FWは存在感を示した。
 
 その岡崎の献身的なパフォーマンスもあって最後までウェストハムに隙を見せなかったレスターは、虎の子の1点を守り抜き、1-0で勝利した。
 
 2016年の最終戦をチームが一丸となったサッカーで勝利し、見事に締めくくったレスター。1月2日に行なわれる新年最初のミドルスブラ戦は、この良い流れを維持できるのか? 岡崎の起用法も含めて注目だ。
 
 
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