【クラブW杯】小笠原が早くもリベンジ宣言。「来年、アジア王者としてこの舞台に立って…」

2016年12月18日 サッカーダイジェスト編集部

準優勝という結果に「俺らは結果を求めてやってきたので残念。すごく悔しい」

欧州王者のレアル・マドリー相手に、懸命の守備で対抗。延長戦の末に2-4で敗れ、「勝ちたかった……」と悔しさを滲ませた。 写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

[クラブW杯決勝]レアル・マドリー4-2鹿島アントラーズ/2016年12月18日/横浜国際総合競技場
 
「勝ちたかった……」
 
 キャプテンの小笠原満男は、試合後のミックスゾーンで悔しさを押し殺すように、顔を真っ赤にして心境を吐露した。
 
 立ち上がりから、小笠原は球際に顔を出しては身体を張ってピンチを防ぎ、チームを鼓舞し続けた。52分に柴崎岳のこの日2点目で欧州王者のレアル・マドリー相手に一時はリードを奪ったが、その後同点に追いつかれ、67分に仲間たちに想いを託してピッチを後にした。
 
 延長戦にもつれ込んだ試合で、鹿島は最後まで戦い抜いたが、終盤の失速感は否めず。2-4で敗れ、日本勢として初の大会制覇は夢と消えた。世界30万1000クラブのなかでの準優勝は胸を張って良い結果ながら、常勝軍団・鹿島の場合は違う。

 決戦前日、柴崎が「キャプテン(小笠原満男)は常に『2位も最下位も一緒。優勝しなければ何の意味もない』と言っている。明日、勝たなければ何の意味もない」と語ったように、小笠原は「俺らは結果を求めてやってきたので残念です。すごく悔しい」と唇を噛んだ。
 
 クラブワールドカップは来年から2年間、UAEで開催されるため、今回のように日本に開催国枠はない。アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)を制してアジア王者になるしか出場への道はないが、小笠原は再び世界の舞台に立ち、リベンジを果たすことを誓った。
 
「来年ACLに勝って、アジア王者としてこの舞台に立ってチャンピオンを取れるように頑張りたい」

 横浜の地で取り損ねた、世界王者の勲章を手にするために――。小笠原はただひたすら勝利を追い求める。

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