【クラブW杯】MVPは主審!? 金崎倒したS・ラモスに対しイエローカードに手を掛けるも…

2016年12月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

セルヒオ・ラモスはすでにイエローカード1枚をもらっていた…。

一度はカードに手を掛ける仕草を見せた主審。勝負の大きなポイントとなる場面だった。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

[クラブW杯決勝]レアル・マドリー4-2鹿島アントラーズ/2016年12月18日/横浜国際総合競技場

 2-2で迎えた89分。試合の行方を大きく左右するかもしれない場面だった。

 植田が左サイドからの敵のFKをクリアすると、これに反応した金崎がボールを受け、そのまま縦に抜け出ようとする。しかし、これをR・マドリーのセルヒオ・ラモスがファウルで阻止。主審は即座にポイントに駆け寄り、ファウルをした選手へイエローカードを出すような仕草を見せた。

 当然、R・マドリーにとっては、抜け出されればピンチとなっていただけに、ファウルでも止めたかった場面だ。S・ラモスのチャージはアフター気味の危険なプレーだっただけに、イエローカードが出されていてもおかしくはなかった。しかし……。

 主審のジャッジは、そのままイエローカードは出さず。FKのみの判定。これには鹿島側も「それはおかしい」と言わんばかりに、GK曽ヶ端をはじめ、多くの選手が主審に詰め寄った。だが判定は覆らない。

 しかも、微妙な判定だったにもかかわらず、今大会から採用されているVARsによる判定もなし。ピッチ内では、「ビデオを判定を求めろ」とジェスチャーで示す選手もいたのだが……。

 S・ラモスは、すでに55分にイエローカードを1枚もらっていただけに、R・マドリーにとっては危うく守備の大黒柱を失いかねない場面だった。それだけに、なおのこと、きな臭い憶測を呼んでしまう……。

 テレビ中継でゲストの明石家さんまさんも中継の最後に「MVPは主審です」と断言していた。

【PHOTO・CWC決勝】鹿島が大健闘!延長戦をマドリーが制し世界一に
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事