ジダン監督も「ビデオ判定」に否定的。長旅、時差ボケで調整に苦しむも「モチベーションは良かった」

2016年12月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

鹿島戦に向けては「今大会の試合は全部見た」

コンディション調整に苦しみながらも危なげない戦いぶりで決勝進出を決めたレアル・マドリー。ジダン監督も過密日程のなかで戦う選手たちを称えた。(C) SOCCER DIGEST

 12月15日のクラブワールドカップ準決勝、クラブ・アメリカ戦を2-0で勝利し、決勝進出を決めたレアル・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督が、試合後に会見を行なった。
 
 まずクラブ・アメリカとの一戦を振り返った指揮官は、「自分たちはファイナルを目指していた。それが達成できた。前半はリズムが掴めず難しかった。ピッチが固かった気がする。後半はチャンスを作れた。ロナウドが最後に決めてくれたし、満足している。ハッピーだ」と感想を語った。
 
 決勝は、南米王者のアトレティコ・ナシオナルを破った鹿島との一戦となったが、「対戦する可能性があったので、今大会の試合を全部見た。今大事なのは休養をとること」と、まずは疲労が蓄積した選手たちの回復を最優先事項とした。
 
 そのコンディションについては「今回は長旅もあったし、時差ボケもあったが、ただモチベーションの部分はよくできた。ぜひ優勝したい」と語り、ハードな条件の下で戦い抜いた選手たちを称えるとともに、決勝への意気込みを示した。
 
 一方、今大会から採用されたVARs(ビデオアシスタントレフェリー)については、「個人的な意見ですが」としたうえで、「FIFAの方針がそうなら、自分たちが慣れるしかない。ただ個人的には混乱が起こる気がする」と否定的な見解を示した。それでも、「技術委員会が決めたのであれば、僕らはそれに従うしかない。すべてがクリアになるのは良いことかもしれない」と、あくまで大会のレギュレーションとして尊重する意を述べた。
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