ユベントスの次代を担う若きCBルガーニが契約を延長

2016年12月15日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

高齢化が進む最終ラインの次代を担う存在として大きな期待が。

ここまで3得点と攻撃面での貢献も光るルガーニ。DF陣に故障者が相次ぐなか、その代役以上の働きを披露している。(C)Getty Images

 ユベントスに所属する22歳のCBの有望株ダニエレ・ルガーニが、2021年6月までの新契約にサインした。

 エンポリの下部組織で育ったルガーニは、2012-13シーズンのユベントス・プリマベーラ(U-19)での武者修行を経て、15年夏に正式加入。1年目の昨シーズンは、ジョルジョ・キエッリーニの故障離脱に伴って出場機会を確保し、後半戦に急成長を遂げた。

 迎えた今シーズンは、そのキエッリーニに加え、アンドレア・バルザーリ、レオナルド・ボヌッチと主戦CBが相次いで負傷するなかプレゼンスを発揮。ここまでチャンピオンズ・リーグを含めた公式戦8試合に出場(先発は6試合)し、計3得点と攻守に高い貢献を見せている。

 高さと強さに加え、インテリジェンスに溢れる。足技にも優れ、長短の正確なパスを駆使してビルドアップの起点としても機能。ボヌッチの離脱後は、最終ラインの司令塔としての役割もソツなくこなしている。

 ユベントスの最終ラインは、現在バルザーリが35歳でキエッリーニが32歳。さらにボヌッチ、今夏に買い取りオプション付きのレンタルで獲得したメディ・ベナティアがいずれも来春で30歳と、高齢化が懸念されている。次代を担う存在として、ルガーニにかかる期待は大きい。

 9月にはイタリア代表デビューを飾る(フランス戦)など、日進月歩で進化を続けるルガーニ。今後のさらなる活躍から目が離せない。
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