現役Jリーガーが選んだ今季のベスト「攻撃的MF」は? J1全18クラブ、計90選手にアンケート!

2016年12月15日 サッカーダイジェスト編集部

第1ステージだけのプレーで5位にランクイン。

 2016年シーズンのJ1全18クラブに協力を願い、現役Jリーガー90人に今季のベストプレーヤー候補トップ3を選んでもらった。ここでは、その投票結果から作成した「攻撃的MF部門」のトップ5を紹介する。
 
【選出概要】J1の各クラブから5人ずつ、合計90人にアンケートを実施。2016年のベストプレーヤーを自クラブ以外から3人挙げてもらい、ランキングを作成した。ポイント換算の内訳は1位=5pts.、2位=3pts.、3位=1pt

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●5位 4pts.
カイオ(元鹿島)
16試合・5得点
 
【選出者のコメント】
・永井謙佑(名古屋)「個人の力でゴールができる選手というところが印象に残っている」
・田口泰士(名古屋)「今季かなりやられた記憶があって、ひとりでやれてしまうのが厄介な選手だった」
 
 
●4位 6pts.
駒井善成(浦和)
23試合・0得点・1アシスト
 
【選出者のコメント】
・藤春廣輝(G大阪)「対戦した時に、細かいステップからの独特のドリブルに苦しめられた。タイミングが取りづらかった」
・舞行龍ジェームズ(新潟)「ドリブルがすごくて、自分たちも対戦した時は苦しめられた。守備もしっかりできる」
 
 
●3位 11pts.
中村俊輔(横浜)
19試合・4得点・5アシスト
 
【選出者のコメント】
・秋野央樹(柏)「同じフォームで左右に蹴り分けるし、こちらが飛び込めない場所にボールをピタッと置く」
・川辺 駿(磐田)「キックや戦術眼はもちろん、一番凄いと思うのは、相手が飛び込めない"間合い"をつくるうまさ。飛び込むとかわされると思うからいけないし、ボールを触れないし、奪おうとするとファウルになる。最強の選手」
ウェリントン(福岡)「素晴らしいとしか言いようがない」

●2位 18pts.
家長昭博(大宮)
26試合・11得点・5アシスト
 
【選出者のコメント】
・西 大伍(鹿島)「"間"が好きな選手。一緒にプレーしたらおもしろいだろうな、と思わせてくれる」
・倉田 秋(G大阪)「大宮での存在感が大きく、あの人のチームになっていた」
・喜田拓也(横浜)「懐が深く、身体も強い。なかなかボールを奪えなかった」
・大井健太郎(磐田)「"大宮がJ2から昇格した今季上位に進出できたのは彼の力が大きい。守備が良いチームだが、前でボールを奪われることがない家長選手のプレーが守備時間を短くし失点を少なくする役割を果たしていた」
・宮崎智彦(磐田)「"攻撃の緩急のつけ方がうまいし、精神的に安定していて、後から寄せてもまったく動じずにキープしたりと、「プレーに余裕があるな」と最も感じた選手。大宮の"核"で、年間5位は家長選手の力ありきだった」
・ジェイ(磐田)「攻撃力だけではなく、ひとりでゲームの流れを変えることができる力を持った選手。我々とともに今年J1に上がったチームの中で、素晴らしいパフォーマンスをみせていた」
 

次ページ一皮むけたアタッカーが栄えある1位に。

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