現役Jリーガーが選んだ今季のベスト「GK」は? J1全18クラブ、計90選手にアンケート!

2016年12月14日 サッカーダイジェスト編集部

J1年目とは思えぬ安定感。神戸の守護神がトップに輝く。

 2016年シーズンのJ1全18クラブに協力を願い、現役Jリーガー90人に今季のベストプレーヤー候補トップ3を選んでもらった。ここでは、その投票結果から作成した「GK部門」のトップ5を紹介する。
 
【選出概要】J1の各クラブから5人ずつ、合計90人にアンケートを実施。2016年のベストプレーヤーを自クラブ以外から3人挙げてもらい、ランキングを作成した。ポイント換算の内訳は1位=5pts.、2位=3pts.、3位=1pt
 
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●5位 3pts.
チョン・ソンリョン(川崎)
29試合・31失点
 
【選出者のコメント】
・藤本淳吾(G大阪)「韓国人GKふたり(チョン・ソンリョンとキム・スンギュ)はチームが安定感を得た印象があった。連係不足みたいなのもあまりなかった」
 
 
●4位 4pts.
中村航輔(柏)
28試合・30失点
 
【選出者のコメント】
・高山 薫(湘南)「うちとの対戦も含めてシュートストップがすごかった」
・村山智彦(湘南)「シュートを止める気持ちや技術が本当に高い」
 
 
●3位 5pts.
楢崎正剛(名古屋)
27試合・44失点
 
【選出者のコメント】
・チョン・ソンリョン(川崎)「GKとして好きなスタイルで、600試合を超えて今も第一線で出ている方でリスペクトしている」
 
 
●2位 19
西川周作(浦和)
34試合・28失点・2アシスト
 
【選出者のコメント】
・山本脩斗(鹿島)「年間勝点で1位だっただけでなく、失点28と1試合平均の失点数も1点未満と際立っていた。守備が安定していたのも、守備陣の貢献度が高かったからだと思う」
・塩谷 司(広島)「西川シュウちゃんのフィードが攻撃の起点になっているケースがすごく多い。やはりあれは、特別な能力だと思う。もちろん、GKとしての能力は高い。シュートストップも年々、上がっている」
・守田達弥(新潟)「年間1位チームを攻守両面で支えた。守備だけでなく、攻撃面でもすごくチームに貢献している」
 
 
●1位 26pts.
キム・スンギュ(神戸)
34試合・43失点
 
【選出者のコメント】
・土居聖真(鹿島)「守備範囲が広いしキックも飛ぶ。最終節で対戦したときも神がかっていた」
・昌子 源(鹿島)「神戸の躍進を支えていた。第2ステージ2位になったのも彼の貢献度が高かった」
・藤本淳吾(G大阪)「韓国人GKふたり(チョン・ソンリョンとキム・スンギュ)はチームが安定感を得た印象があった。連係不足みたいなのもあまりなかった」
・林 卓人(広島)「今年がJ1での1年目だったと思うけれど、素晴らしいパフォーマンスを見せていた。1対1の対応も粘り強く、(シュート)コースの消し方も上手い。彼の存在によって、神戸の躍進があったことは間違いない」
・中村航輔(柏)「彼の加入で神戸は確実に勝点を増やした。チョン・ソンリョンを含めて、韓国代表GKが日本にやってきたことでJリーグにおけるGKの重要性が変わってきたのかなと思う」
・林 彰洋(鳥栖)「アグレッシブで決定機を何度も止めてチームを支えた」
・キム・ミヌ(鳥栖)「Jリーグ1年目だけど実力を出し、チームに貢献している」
・守田達弥(新潟)「何といってもシュートストップ。フィードも素晴らしいが、ミドルシュートへの対応、1対1の身体の使い方など、すごく参考になる。神戸がセカンドステージで躍進したのは強力な攻撃陣もあるが、GKの守備も大きいと思う」
・亀川諒史(福岡)「決定的な場面で何本もシュートを止め、チームに安定感を与えている」
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