バロンドール受賞のC・ロナウド、喜びとともに残念な気持ちも吐露

2016年12月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

「正しいことをやろうと心掛けているだけに、とても傷付く…」

対照的な2つの事象で主役となったC・ロナウド。今、最も旬な男は、バロンドール受賞後最初の試合となる15日のクラブ・アメリカ戦で、どのようなプレーを見せるだろうか。写真は2003年受賞時。 (C) Getty Images

 現地時間12月12日にバロンドール2016を受賞したC・ロナウド。レアル・マドリーではチャンピオンズ・リーグ優勝、ポルトガル代表ではEURO2016優勝と、2016年に2つのビッグタイトル獲得に貢献した彼が、予想通りに4度目の名誉を手にした。
 
 主宰者『フランス・フットボール』誌で、バロンドールのトロフィーを手にしたC・ロナウドの写真が掲載された表紙が事前に流出してしまうというトラブルもあったが、早い段階からどのメディアも、今年は彼で決まりと見ており、大きな驚きはない。
 
 チームタイトルだけでなく、個人としてもビッグタイトルを得たC・ロナウドは、フランスの『レキップTV』に対し、「とても光栄だ。再び夢が叶ったという気持ち」と語っている。
 
「この賞を獲れたのは、ポルトガル代表やマドリーがあったから。助けてくれたチームメイト全員に感謝している」
 
 このように喜びを表現したC・ロナウドだが、もうひとつの感情も吐露している。
 
「あの問題が、バロンドール受賞の喜びを台無しにしてしまったという思いもある」
 
"あの問題"とは、世間を騒がせている『フットボールリークス』によって浮上した、C・ロナウドの巨額脱税疑惑のことである。これによって彼は、身の潔白を証明するために自身の収入額をも明らかにする羽目となった。
 
「僕は何も悪いことはやっていない。いつも正しいことをやろうと心掛けているからこそ、こういった疑惑が出てくると、とても傷付く。こうした問題は、僕だけでなく、僕の家族にも悪影響を及ぼすことになる。息子はもう、学校にも通っているしね」
 
 そう語るC・ロナウドは、有名であるがゆえに、常に人々の興味の目に晒されることについても言及している。
 
「彼らが、僕のプライベートに興味を持つことは理解できる。ガールフレンドがいるのかいないのか、オフに僕がどこへ行くのか、とかね。でも時に、法律に関わるような深刻な問題に発展することがある。弁護士を立てなければいけないような」
 
「でも、遅かれ早かれ、いずれ真実は明らかになるはずさ」と締めたC・ロナウド。バロンドール受賞に際して喜びと苦悩を露にした彼だが、今はクラブワールドカップ制覇に向け、すでに頭と気持ちを切り替えていることだろう。準決勝のクラブ・アメリカ戦は12月15日に行なわれる。

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