【クラブW杯|採点&寸評】マメロディ×鹿島|リズムを掴んだ後半に2得点。金崎&鈴木の途中出場コンビが躍動

2016年12月11日 白鳥大知(サッカーダイジェストWEB)

GK曽ケ端が前半だけで3回のビッグセーブ。

【警告】なし
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】曽ケ端準(鹿島)

[クラブW杯準々決勝]マメロディ・サンダウンズ 0-2 鹿島アントラーズ/2016年12月11日/吹田スタジアム
 
【チーム採点・寸評】
鹿島 7
個々のスピードに面食らった格好の前半は、囲まれる→逃げる→奪われる→速攻を食らうの繰り返しで防戦一方。4度の決定機を作られたが、曽ヶ端のビッグセーブ連発で何とかスコアレスで折り返した。陣形の間延びを改善し、一つひとつのプレースピードも上がった後半は互角以上の戦いを見せ、63分に遠藤のゴールで先制すると、88分には金崎がトドメの2点目。劣勢でも決して慌てず、際立った修正力と対応力を武器に、クラブW杯初出場にして4強入りを果たした。

【PHOTOギャラリー】鹿島2-0マメロディ|遠藤、金崎のゴールで4強入り!
 
【鹿島|採点・寸評】
GK
MAN OF THE MATCH
21 曽ヶ端準 7.5
14分の右手一本のストップにはじまり、28分、35分と前半だけで三度のビッグセーブ。難易度が高くないクロスを落とした85分のミスはヒヤリとさせたが、先に失点していれば間違いなく苦しんだはずで、マン・オブ・ザ・マッチに異論はないだろう。
 
DF
22 西 大伍 6
決して無理をせず、攻守のバランスを担保。60分、オーバーラップしてエリア内でフィニッシュするも惜しくもゴールならず。
 
23 植田直通 5
15分に味方と衝突してピンチを招けば、28分にもビリアットに入れ替わられてフィニッシュされる。空中戦の強さは見せたが、判断力やポジショニングの甘さを露呈した。
 
3 昌子 源 6
序盤の6分、ビリアットとの対人に負けてあわやピンチに。しかしその後は、植田をカバーしながら絶妙なパスカットとカバーリングを繰り返し、曽ヶ端と並ぶクリーンシートの立役者に。
 
16 山本脩斗 6
逆サイドの西と同じく、攻撃面の貢献は最小限。とはいえ、ポジションチェンジを繰り返す相手の攻撃陣にうまく対応した。
 
MF
25 遠藤 康 7(84分OUT)
前半はほぼ良いところなし。しかし、後半は55分に惜しいミドルを放てば、63分に値千金の先制ゴールを挙げる。その後も軽快な動きで攻撃にタメを作り、2点目の起点にもなった。
 
6 永木亮太 6.5
柴崎と縦の関係を築く時間帯が多く、実質的なアンカーに。前半は相手の素早いプレスに苦しむも、後半はテンポの良いパスワークを見せる。潰しの速さが素晴らしく、88分には絶妙なカバーでピンチを防ぐ。
 
10 柴崎 岳 6
ボールも人も動かなかった前半は、中盤で前を向いても展開力を発揮できず。チーム全体が機能し始めた後半は、起点として機能した。守備でもパスカットが効いていた。
 
13 中村充孝 5(61分OUT)
相手のプレスに寄せに戸惑ってキープもパスも封じられ、効果的だったのは25分と60分の繋ぎだけ。61分に金崎と交代を命じられた。
 

次ページ途中出場の金崎&鈴木コンビでトドメの2点目。

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