レスター、ポルトに手も足も出ずに今季最多の5失点で大敗…。岡崎はCL2試合連続先発も決定力を欠く

2016年12月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

メンバーを大幅に変更した臨んだレスターだったが…。

前半には守備要員としてサイドハーフに回された岡崎(右)。後半に2度の決定機が訪れたが、決めきることができなかった。 (C) Getty Images

 12月8日(現地時間)、ポルトのドラゴン・スタジアムでチャンピオンズ・リーグのグループステージ最終節、ポルト対レスターが開催された。
 
 この試合でレスターは、週末のマンチェスター・C戦(プレミアリーグ15節)を見越してヴァーディー、マハレズ、スリマニ、フートのレギュラークラスの選手を遠征メンバーからも外し、メンバーを大幅に変更して臨んだ。
 
 スタメンも12月3日のサンダーランド戦からは主将のモーガンを除いた10人を変更。注目の岡崎はCLで2試合連続のスタメン入りを果たした。
 
 試合は開始早々の6分にホームチームが先制に成功する。右からのCKにA・シウバがヘディングで合わせてネットを揺らしたのだ。
 
 出鼻を挫かれたレスターは立て直したいところだったが、試合勘の無いメンバーを起用したことが裏目に出て、攻守の両面でちぐはぐなプレーが目立ち、ポルトに主導権を握られてしまう。
 
 連携プレーが上手くいかず、二の足を踏んでいたレスターを見て、攻勢を強めたポルトは26分に追加点を奪う。
 
 左サイドを攻め上がったA・テレスのクロスボールをボックス内でフリーとなったコロナがボレーで突き刺した。
 
 球際でも競り負けるシーンが目立ったレスターは、相手にセカンドボールをことごとく拾われてしまい、カウンターに繋げることが出来ずに反撃の糸口を掴めない。
 
 インテンシティーの上がらない守備の問題を解決したいレスターは、岡崎を右サイドに回して打開を図ったが、その策も虚しく追加点を挙げられてしまう。
 
 44分、右サイドを攻め上がったM・ペレイラのニアサイドへのクロスをブライミがヒールで流し込んだ。
 
 ポルトが一方的に攻め込む展開となった試合は、後半に入ってからレスターが交代策を講じて反撃を見せる。
 
 開始と同時にウジョアとオルブライトンをムサ、シュラップに代えて投入したレスターは、縦の連携を強化に成功。47分と60分に岡崎がビッグチャンスを作り出した。
 
 しかし、レスターの反撃への機運は痛恨のプレーで崩れ去る。
 
 63分、ペナルティーエリア内でドリンクウォーターがA・シウバを倒して、PKを献上。これをA・シウバに決められて4点目を奪取されたのだ。
 
 試合を決定付けたポルトは、なおも攻勢を強めると、77分にジョッタが相手GKの股下を射抜く技ありシュートで5点目を決めた。
 
 今シーズン最多の5点を奪われて戦意を喪失したレスターは、80分以降は自陣に釘付けにされる。88分にはCKの流れからウジョアが決定機を掴むも、シュートはクロスバーに嫌われて万事休す。試合は5-0でポルトが大勝した。
 
 すでに首位通過を決めていたレスターは、メンバーを大幅に落として臨んだとはいえ、不甲斐ない試合内容に終始し、マンチェスター・C戦に向けて暗雲が立ち込める結果となってしまった。
 
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