【昇格PO決勝】C大阪が3年ぶりのJ1復帰! 満身創痍の柿谷はフル出場で勝利に貢献

2016年12月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

準決勝後に足首の違和感を告白するも、柿谷は最後までピッチに。

準決勝で貴重な先制ゴールを挙げた主将の柿谷は、この日はフル出場で勝利に貢献した。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

[J1昇格プレーオフ決勝] C大阪 1-0 岡山/12月4日/金鳥スタ

 今季のJリーグ最終戦となるJ1昇格プレーオフ決勝が、キンチョウスタジアムで行なわれ、リーグ4位のセレッソ大阪が、同6位のファジアーノ岡山に1-0で勝ち、来季のJ1昇格を決めた。

【昇格プレーオフPHOTO】C大阪が3年ぶりのJ1復帰

 試合は立ち上がりからC大阪がチャンスを迎える。ソウザが積極的なミドルシュートを放ち、岡山ゴールを襲う。一方の岡山も攻勢を受けながらも、セットプレーで虎視眈々とゴールを狙う。

 前半はC大阪が押し気味に進めながらも0-0で終えると、後半立ち上がりは岡山がチャンスを迎える。47分、49分と矢島、豊川らを中心にチャンスを作り出すも、GKキム・ジンヒョンの好守に遭い、ゴールを奪えない。

 すると、C大阪は52分、CKからのソウザのヘディングシュートのこぼれ球を、清原が押し込み、待望の先制点を挙げる。リーグ順位で上位のC大阪が俄然有利となる。

 昇格のためには2点が必要になった岡山は、交代カードを切りながら反撃の圧力を強めていく。しかしシュートはことごとくブロックされ、ゴールが遠い。

 C大阪は、準決勝後に「やればやるほど、しんどい」と手術した右足首の痛みを告白していたキャプテンの柿谷がフル出場。前線からの果敢なディフェンスがチームに流れを引き寄せた。

 そして、終盤の岡山の反撃を断ち切ったC大阪が1点リードのままタイムアップを迎える。C大阪が1-0で勝利し、来季3年ぶりのJ1復帰を決めた。試合後、柿谷、山口など主力選手の目には涙が光っていた。
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