岡崎がCL初先発・初ゴール!レスターも完勝でクラブ史上初の16強進出を決める

2016年11月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

岡崎の先制点が流れを呼び込む。

岡崎とマハレズのゴールで勝利したレスター。クラブ史上初のCL決勝トーナメント進出をホームで見事に決めてみせた。 (C) Getty Images

 現地時間11月22日、レスターのキング・パワーでチャンピオンズ・リーグ(CL)のグループステージ5節、レスター対クラブ・ブルージュ戦が開催された。
 
 グループGの首位に立ち、今節で引き分け以上の結果を残せばグループ突破を決められるレスター。そんな重要な一戦で岡崎はCL初先発起用。最前線でヴァーディーと2トップを形成した。
 
 試合は注目の岡崎が開始早々のファーストチャンスをものにして、ゲームを展開させる。
 
 5分、オーバーラップしたフクスのアーリークロスを、ペナルティーエリア内でフリーとなっていた岡崎が左足で合わせてネットを揺らしたのだ。
 
 岡崎にとってのCL初ゴールで先手を取ったレスターは、その後もハイプレッシングで攻勢を強め、8分にマハレズ、12分には岡崎が惜しいシュートを放った。
 
 20分以降も、流れるようなパスワークで相手を翻弄したレスターは主導権を握って試合を進行。そして、29分に追加点を奪取する。
 
 ペナルティーエリア内に仕掛けたオルブライトンがコールスに倒されてPKを獲得すると、これをマハレズが難なく沈めてみせた。
 
 リードを広げることに成功したレスターは、後手に回るシーンが多く、チャンスを作れないブルージュを圧倒。得点こそ奪えなかったものの、攻め抜いたまま前半を折り返した。
 
 ポゼッションを高め、相手にほとんどチャンスを作らせなかったレスターは、後半に入っても同様に攻めの姿勢を貫く。48分にはフクスのグラウンダーのクロスにヴァーディーがニアサイドで合わせる。これは惜しくも枠を捉えることはできなかった。
 
 完全に押し込まれたブルージュだったが、個の力で一矢報いてみせる。
 
 52分、ハーフウェーライン付近から仕掛けたイスキエルドが、ゴールに向かって疾走。フクス、モーガンを振り切って、最後はニア上に強烈な一撃を見舞ったのだ。
 
 CLでレスターに初失点を喫しさせたブルージュは、この得点で勢いに乗ると、個人技を主体とした攻撃を展開する。
 
 これを嫌な展開と見たレスターは、すかさずテコ入れ。68分にグレイとシュラップを岡崎、マハレズに代えて投入した。
 
 この2枚代えで、布陣を4-2-3-1に変更したレスターは、77分にオルブライトンに代えてボランチのアマーティーをピッチに送り出して、守備の強化を図る。
 
 80分を過ぎてからも攻め込まれたレスターは、不用意に攻めようとはせず、サイドにボールを運んで時間を経過させ、逃げ切りの戦術をシフトする。
 
 何とかCL5連敗を避けたいブルージュは、84分、86分にCKからレスターゴールに迫るも、わずかに合わずにチャンスを逸してしまい万事休すとなった。
 
 結局、前半に奪った2得点を守り切ったレスターは2-1で勝利。クラブ史上初のCL出場で決勝トーナメント進出という快挙を成し遂げた。
 
 偉業を達成したレスターは、次節はアウェーでポルトと対戦し、グループステージを締めくくることとなる。
 
 
 
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