白熱のJ1昇格争い!自動昇格&プレーオフ進出条件を完全解説

2016年11月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

札幌は仮に負けた場合でも…。

果たして、どこが自動昇格を果たすのか。(C)SOCCER DIGEST

 白熱のJ1昇格争いが、明日20日の最終節(14時同時キックオフ)で決着する。ここでは、自動昇格とプレーオフ進出争いにフォーカスを当て、それぞれの目標達成条件をまとめた。
 
 まず、現在の順位は以下のとおりだ。

順位 チーム 勝点 得失差
1  札幌  84 32
2  清水  81 47
―――自動昇格ライン―――
3  松本  81 29
4  C大阪 75 15
5  京都  66 11
6  岡山  64 14
――プレーオフ進出ライン―
7  町田  62 8
 
●1位:札幌 勝点84 得失点差32
最終節の対戦相手:金沢@札幌ド
①引き分け以上=優勝&昇格
②負け=清水、松本のどちらかが引き分け以下で昇格
 
 優勝&自動昇格を争うのは、札幌、清水、松本の3チーム。もちろん、最も優位な立場にいるのは、首位の札幌だ。
 
 札幌は、2位の清水に勝点3差をつけており、引き分け以上で優勝&自動昇格が決まる。仮に負けた場合でも、2位・清水と3位・松本のどちらかが引き分け以下なら昇格だ。
 
 札幌は最終節をホームの札幌ドームで戦えるアドバンテージがある。サポーターの大きな後押しを受け、自力で5年ぶりのJ1復帰を勝ち取る。そんなシナリオを描いているに違いない。
 
●2位:清水 勝点81 得失点差47
最終節の対戦相手:徳島@鳴門大塚
①勝ち=得失点差の関係で昇格濃厚
②引き分け=松本が引き分け以下で昇格
③負け=松本が負けの場合、得失点差の関係で昇格濃厚
 
 2位の清水は、勝てばほぼ自動昇格が決まる。というのも、勝点81で並ぶ3位の松本を、得失点差で大きく引き離しているからだ。清水の47に対して、松本は29。これを1試合でひっくり返すのは、現実的に不可能と言っていい。
 
 また、最終節に勝つと優勝の芽も出てくる。首位の札幌が負けた場合、勝点84で並び、得失点差の勝負に。清水は現在8連勝中。9連勝でシーズンを締めくくり、優勝をさらう。ありえない話ではないだろう。
 
●3位 松本 勝点81 得失点差29
最終節の対戦相手:横浜FC@松本
①勝ち=清水が引き分け以下で昇格
    清水が勝ち、札幌負けで札幌と得失点差勝負
②引き分け=清水が負けで昇格
 
 前述のとおり、松本は札幌に勝点3差をつけられ、清水に得失点差で大きく水を開けられている。そのため、上位2チームとも勝った場合、自動昇格の芽はほぼ潰える。つまり、松本は、ライバル2チームがつまずくのを待つしかない状況だ。
 
 まず、松本が勝った場合、自動昇格が決まるパターンはふたつ。ひとつ目は、清水が引き分け以下。ふたつ目は、札幌の敗戦だ。前者の場合は無条件で自動昇格が決まるが、後者の場合は得失点差の勝負となる。
 
 また、引き分けの場合でも、清水が負ければ昇格が決まる。とはいえ、今の清水が徳島に負けるかと問われれば……。松本としては、勝って他会場の結果を待ちたいところだ。

次ページ焦点はひとつ、岡山が6位をキープできるか。

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