酒井高徳、名門ハンブルクのキャプテンに就任! 「100%のプロ意識を持っている」と指揮官も期待

2016年11月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

今シーズン、未勝利でリーグ最下位に沈む名門の窮地を救えるか?

今シーズンは10試合すべてに出場している酒井は、不慣れなボランチとしてもプレーするなど不振に喘ぐチームを救うべく尽力している。そういった姿勢が今回の決定に影響したと言えるだろう。 (C) Getty Images

 11月17日(現地時間)、ハンブルクは、日本代表DF酒井高徳をキャプテンに任命したことをクラブ公式サイトで発表した。
 
 今シーズン、ブンデスリーガ第10節を終えた時点で2分け8敗と白星がなく、最下位に沈むハンブルクは、チーム内の空気を一新すべく、シーズン途中でのキャプテン交代を決断したという。
 
 9月末に解任されたブルーノ・ラッバディア監督に代わって、就任したマルクス・ギスドル監督は酒井を指名した理由について「我々の現状において必要なもの全てを体現している。彼は疲れを知らない働き者だ。高徳は100パーセントのプロ意識も持っていて、性格的にもオープンな正直な人間だ。キャプテンに相応しい人材だ」とコメントした。
 
 ブンデスリーガの創設当時から一部に残り続けているドイツ屈指の名門クラブのキャプテンとなった酒井は「ハンブルクのキャプテンとしてピッチに立てるということは、僕にとって大変光栄なことです。期待に応えられるように全力を尽くします。重要なことはこれから僕たちがチーム一丸なってプレーし、みんなで勝点を重ね、この状況を打破すること」と意気込みを語った。
 
 また、これまでキャプテンを務めていたスイス代表CBのジョアン・ジュルーは「彼にキャプテンを譲るのは問題ない。新しい力が変化をもたらすこともあるしね。今はそれを利用しないといけないし、きっと彼は上手くやるだろう」と酒井に対する期待を口にしている。
 
 フェリックス・マガト、ホルスト・ルーベシュ、ダニエル・ファン・ブイテン、ラファエル・ファン・デルファールトなど歴戦の名手たちが巻いてきたハンブルクのキャプテンマークを着けることとなった酒井。ブンデスリーガ史上初となる日本人キャプテンは、名門を窮地から救えるのか? そのプレーに注目だ。
 
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