【日本代表】「特に気を付けている」。槙野が警戒する“サウジの罠”とは?

2016年11月14日 サッカーダイジェスト編集部

「フレッシュな選手の良さを引き出すため、経験ある選手が語りかける時間が結構あった」。

前日練習で汗を流す槙野。「ホームで総力戦。ポイント3(勝点3)を獲りに行く」と誓った。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

[ロシア・ワールドカップ・アジア最終予選]日本 – サウジアラビア/11月15日/埼玉スタジアム
 
 サウジアラビア戦の前日、DF槙野智章が守備陣の心構えについて、「特に相手のシミュレーションところを、気を付けようという話をした」とゴール前の駆け引きを警戒。相手の『罠』にはまらないことをポイントに挙げた。
 
「フレンドリーマッチ(11日のオマーン戦、日本が4-0勝利)を経て、チームの状態は良く、あとはやるだけ。UAE、イラク、タイと試合を重ねるごとに雰囲気も良くなっており、明日はグループの首位との対戦。(ハリルホジッチ監督からは)ポイント3(勝点3)を獲りに行く戦いをしようという話はしていました」
 
 そうチームの雰囲気について語った槙野は、DFとしてのリスクマネジメントについて、次のように続けた。
 
「守備に関しては、ビデオ分析をして、DFを集めてのミーティングにもかなりの時間を割いてやってきました。普段の練習のなかでも(話し合いは)やっています。あとは相手のシミュレーションのところ。そこは気を付けようという話をした」
 
 サウジアラビアは最終予選で、得点の50パーセント以上をセットプレーから決めてきた。それだけに、ゴール付近で不要なファウルを与えないことが肝心になる。さらに、ペナルティエリア付近と中での相手選手の"演技=シミュレーション"に注意することを確認し合ったと言う。
 
「攻撃では新しいフレッシュな選手が入り動きも面白くなってきているが、守備のところでは口酸っぱく『ファウルはしない、ゼロに抑える』と言われてきました」
 
 フレッシュな戦力と経験豊かな選手たち。槙野はその関係についても、言及していた。
 
「お互いの良さを引き出しあいながら、やらないといけない。この試合に向けて、いろんな連係やコンビも試してきた。サイドの選手だけで呼ばれていたりもした。フレッシュな選手の良さをできるだけ引き出すため、経験ある選手が語りかける時間が結構あった印象は受けました」
 
 チーム内の火花散らすポジション争いのパワーをサウジアラビアにぶつけ、ホームで勝点3を獲得――。日本代表が年内ラストマッチに挑む。
 
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