【浦和】ペトロヴィッチ監督の来季続投が正式決定。クラブ史上最長6年目に狙うのは――

2016年11月14日 塚越 始(サッカーダイジェスト)

今季ルヴァンカップ優勝を果たす。クラブ10年ぶり、自身にとって初のJリーグ主要タイトルを獲得。

17シーズンの続投が決定したペトロヴィッチ監督。1シーズン制に戻るリーグ戦優勝、ルヴァンカップ連覇、ACL制覇などを狙う。(C)SOCCER DIGEST

 浦和レッズが11月14日、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督と契約を更新し、2017シーズンも続投すると発表した。クラブ史上最長6年目の指揮となる。
 
 ペトロヴィッチ監督は、57年10月18日生まれの59歳。愛称はミシャ。オーストリア国籍で、セルビア(旧ユーゴスラビア)のロズニツァ出身。現役時代はFWとして名門のレッドスターやシュトルム・グラーツなどでプレー。ユーゴスラビア代表として1試合に出場している。

 指導者となったあと、スロベニアの首都チームのドムザレ、シュトルム・グラーツなどで指揮を執り、06年6月から11年まで広島、12年から浦和を率いる。

 日本では3-4-2-1のシステムにより全員攻撃を具現化する、独自の戦術を浸透させてきた。浦和では就任5年目の今季ルヴァンカップ優勝を果たし、クラブにとって10年ぶり、自身にとって初のJリーグ主要タイトルを獲得した。

 6年目の指揮は、自身の持っていた記録を更新し、クラブ史上最長となる。来季は、1シーズン制に戻るJ1リーグ優勝、ルヴァンカップ連覇、さらに今シーズンベスト16止まりだったアジア・チャンピオンズリーグ制覇などを目指す。

 また来季の浦和は、レンタル中の岡山の矢島慎也、湘南の岡本拓也、それに千葉の長澤和耀が復帰すると言われる。また新潟のラファエル・シルバの獲得が噂される。ミシャスタイルがどのように進化を見せるのか注目だ。

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