【日本代表】ボックス内では“禁ドリブル”! 酒井高徳が考えるPK対策とは?

2016年11月09日 サッカーダイジェスト編集部

「ジリジリ下がると、どうしても“事故”みたいなものもある」。

セットプレー絡みの失点は日本の大きな課題。PKによる得点が多いサウジアラビアとの対戦をまえに、DFの酒井高も対策を考えている。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 アジア最終予選の4試合を終えて、日本は2勝1分1敗の成績で勝点7のグループ3位につけている。
 
 そして、トータルの得点6に対し、失点は4。その4つすべてがセットプレー絡みで、うち2失点はPKによるものだ。
 
「サウジアラビアはPKやFKを誘うスペシャリストだ」
 
 ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は警戒を強めている。11月15日に対戦するサウジはグループ首位に立ち、ここまで計8得点を挙げているなかで、「PKを3回もらっている」(ハリルホジッチ監督)。
 
 日本からすれば、歓迎できないデータである。PKには細心の注意を払うべきで、DFの酒井高徳もその点は十分に理解しているし、対応策も考えている。
 
「ひとつの例を挙げると、UAE戦でPKを取られた時。最初は、ボックス外にボールがあって、そこで(ファウルをしないように)飛び込まないのは良いけど、ジリジリとボックス内にドリブルされて、その後にPKを取られた。やっぱりボックス内でドリブルさせないのは、ひとつ鍵になる」
 
 明らかに自分たちのファウルでPKを献上する時もあれば、レフェリーの裁量によってジャッジが下されることもある。いずれにせよ、"PKを取られるようなシチュエーション"を作らないことがなによりも肝心だ。
 
「ファウルしたくなくて、ジリジリ下がると、どうしても"事故"みたいなものもある」
 
 激しく奪いに行ってファウルを取られてはならないが、だからといって簡単にボックス内に侵入させてもダメ。エリア付近では慎重に、しかし厳しさも忘れずに――そんな絶妙なリスクマネジメントが、主に守備陣には求められることになりそうだ。

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