ミラン、ラパドゥーラの超絶的な初得点でパレルモを撃破! 本田は2試合連続の出番なし

2016年11月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

内容的にはかなり苦しんだミランだったが、なんとか連勝を飾る。

79分に投入されたラパドゥーラはその3分後、ヒールキックで決勝ゴール。大仕事をやってのけた。(C)Getty Images

 現地時間11月6日、パレルモのレンツォ・バルベラでセリエA12節のパレルモ対ミラン戦が開催された。
 
 19位に沈むパレルモとのアウェーゲームで3位のミランは、怪我のニアングが招集外となり、ボナベントゥーラが左ウイングに回る。その穴を埋めるインサイドハーフにはパシャリッチが初先発。本田圭佑は2試合連続のベンチスタートとなった。
 
 序盤からボールをキープして主導権を握るミランは、13分に最初の決定機。左サイドでボールを受けたボナベントゥーラが、ドリブルでゴール前に侵入して左足でフィニッシュ。しかし、ボールは惜しくもゴールの枠を外した。
 
 しかし、その2分後の15分にミランは先制に成功。左サイドからデ・シリオが上げたクロスが相手の足に当たって空中に浮くと、相手のGKパシェベツとDFアレーサミが衝突してペナルティーエリア内でこぼれる。これをスソが左足ダイレクトで叩き込んだ。
 
 その後はハイプレスを仕掛け、素早い攻撃に繋げるパレルモが流れを掴む。しかし、24分のB・エンリケのミドルをはじめ、その流れで得たCKからT・チョネクがヘディングも、32分のT・チョネクのミドルもゴールには至らず、結局はミランの1点リードでハーフタイムを迎えた。
 
 後半もペースを握ったパレルモだが、なかなか良い形でフィニッシュできない。痺れを切らしたデ・ゼルビ監督は57分、サライとエムバロに代わってディアマンティとロ・ファソを送り込む。逸材と評判だった18歳の後者はセリエAデビューとなった。
 
 組み立てが機能しないミランは63分、パシャリッチに代えてM・フェルナンデスを投入。今夏の加入直後に怪我を負ったチリ代表MFは、ようやくミラン・デビューを飾った。
 
 しかし、71分にゴールを奪ったのはパレルモ。ディマンティのスルーパスを受けたネストロフスキがペナルティーエリア内で左足を振り抜き、ゴールネットを揺らした。
 
 72分にミランのモンテッラ監督は、クツカに代えてポーリを投入して中盤をさらにテコ入れ。直後にはスソがブレ球の直接FKとミドルでゴールを狙ったが、いずれも敵GKポシャベツのスーパーセーブに弾かれた。
 
 さらにミランは79分、バッカを下げてラパドゥーラを入れる。これで本田の出番はなくなった。投入から3分後の82分、ラパドゥーラはいきなり大仕事をやってのける。CKのこぼれ球をスソがシュートしたボールを、ゴールに背を向けながら左足ヒールでコースを変え、勝ち越しゴールを決めたのだ。
 
 昨シーズンのセリエB得点王ながら、今夏に加入したミランでは当たりがなかったラパドゥーラにとっては、嬉しいセリエA初ゴールとなった。
 
 ミランはその後、パレルモの猛攻を何とか耐え抜いて2-1でタイムアップ。かなり苦しい内容だったがなんとか2連勝を飾り、チャンピオンズ・リーグ出場圏内の3位の座をキープした。
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事