【日本代表】J最終節の井手口、齋藤はどうだった? 国内組メンバーの採点&寸評

2016年11月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

MF・FW――初招集の井手口は1ゴール。齋藤は無得点も浦和に脅威を与え続けた。

今回が代表初招集となった井手口(左)は、J1最終節で1ゴールをマーク。齋藤は二度の決定機を外し無得点となったが、再三キレのある突破を見せた。(C) SOCCER DIGEST

 日本サッカー協会は11月4日、都内のJFAハウスで、キリンチャレンジカップのオマーン戦(11月11日)とロシアワールドカップ・アジア最終予選のサウジアラビア戦(同16日)に臨む日本代表メンバーの記者発表を行なった。
 
 今回の招集メンバー25名のうち、国内組メンバーは10名。そのうちJ2リーグを戦う山口蛍を除くJ1の選手たちが、11月3日に今季のリーグ戦を終えた。果たして、彼ら国内組のコンディションはいかなるものか。本稿では、『サッカーダイジェスト』による、J1リーグ最終節、J2リーグ・39節での採点と寸評から直近のパフォーマンスをチェックする。
 
【写真】オマーン戦、サウジ戦に向けた日本代表メンバー25人

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FW
齋藤 学(横浜F・マリノス)
対 浦和レッズ(△1-1)
採点:6.5/先発フル出場
 
森脇を振り切ってのミドルなど、2度の決定的なチャンスを作る。試合後には、サポーターの前であいさつをすると号泣していた。のべ7シーズンに渡り袖を通したトリコロールユニフォームとの別れを予感させる一幕に。
 
 
MF
山口 蛍(セレッソ大阪)
対 ジェフ千葉(●0-3)
採点:5.5/先発フル出場
 
前半は中央をドリブルで持ち上がりシュートを放つなど積極的なプレーも見せたが、チームの不調に引っ張られる形で徐々に埋没していった。果敢な攻め上がりを見せるボランチのパートナー・ソウザのカバーに奔走する姿が目立った。
 
 
MF
井手口陽介(ガンバ大阪)
対 川崎フロンターレ(○3-2)
採点:6/先発フル出場(1得点)
 
川崎に一方的に攻め込まれ苦しんだ前半も、守備では厳しさを見せるなど孤軍奮闘。ボランチのポジションからアグレッシブに攻撃参加を続け、チームを勢い付かせる2点目を奪った。
 
 
MF
永木亮太(鹿島アントラーズ)
対 ヴィッセル神戸(●0-1)
採点:6/先発フル出場
 
持ち前の機動力を駆使してポジションを変えながら、最終ラインからボールを引き出してはビルドアップで貢献。スペースが空き出した後半はより走力が活きる場面もあったが、ゴールを奪いきるまでには至らず。セットプレーではピンポイントで金崎の頭に合わせる精度の高いキックでチャンスも披露した。
 

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