【名古屋】サポーターが久米社長にブーイング。監督・選手には「闘さん、ありがとう!」と感謝の弾幕も

2016年11月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

ジュロヴスキー監督には、大きな拍手が送られた。

試合後のスタンドには、闘莉王への感謝が記された横断幕が掲げられていた。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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 J1リーグ第2ステージ最終節で湘南に1-3で敗れた名古屋が、J2に降格した。試合後に行なわれたセレモニーでは、久米一正社長に大きなブーイングが飛んだ。

「多くの皆さんより期待をお寄せいただきながらJ2リーグに降格してしまったことを、グランパスサポーター、スポンサー、チームを支えていただくすべての皆様に心よりお詫び申し上げます。このような結果になりましたが、最後まで諦めずに声援をお送りいただきましたクラブを愛するすべての方々に心より感謝申し上げます。(中略)1年でJ1リーグに必ず戻って来られるよう、クラブ一丸となって戦っていきます」
 
 そうスピーチする間中ブーイングは続いた。一方、ジュロヴスキー監督が挨拶する番になると、スタンドからは大きな拍手が起こった。
 
「グランパスの歴史にとって今日は本当に残念な日です。本当にごめんなさい」
 
 そう切り出した指揮官は、こみ上げる思いをぶつけるように続けた。
 
「本当に厳しかったが、サポーターの皆さんありがとうございます。私が来年このチームにいるかわかりませんが、本当にJ1に戻ってきたい。できるだけ早く、強くなってJ1に戻ってきたいと思っています」
 
 また、キャプテンの田口も悔しい思いをかみしめながら、次のように語った。
 
「このような結果になってしまったことを本当に申し訳ありません。どんな時でもみなさんはたくさんの応援で僕たちを後押してしてくれました。しかし。このような結果になってしまって本当に申し訳ありませんでした。必ずこの経験を活かし、1年間精進していきたいと思います。1年間本当にありがとうございました」
 
 試合後のスタンドには、8月末に加入した闘莉王に対する『闘さん、ありがとう!来年も一緒に闘おう‼』という弾幕が掲げられていた。サポーターは久米社長をはじめとするフロント陣には不満をぶつけたが、途中就任のジュロヴスキー監督や選手たちの健闘を称えていた。

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