【FC東京】平川怜が相模原戦でJデビュー。“16歳と6か月10日”でJ3最年少出場記録を更新

2016年10月30日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

平川がついにJデビュー。

U-16アジア選手権でも活躍した平川。(C)SOCCER DIGEST

 10月30日、味の素フィールド西が丘でFC東京U-23とSC相模原の一戦が行なわれた。ここまで6勝9分11敗で13位のFC東京は、J1でもプレーする小川諒也、野澤英之、ユ・インスらに加え、来季内定組(FC東京U-18からトップチームへ昇格)の岡崎慎や鈴木喜丈がスタメンに名を連ねた。
 
 そしてベンチにはベテランGKの榎本達也、17歳のMF小林真鷹、さらに先のU-16アジア選手権で大活躍した平川怜の姿もあった。

 平川は絶妙の位置取りとチェイシングでピンチの芽を摘めるボランチで、攻撃の局面では鋭い縦パスとサイドチェンジで違いを作り出す逸材。J3で初のベンチ入りを果たしたこの日、試合前の練習でも軽快な動きを見せていた。

 試合は4‐4‐2でスタートさせたFC東京がポゼッションとカウンターを織り交ぜたサッカーでやや押し気味に進めるが、相模原も素早い寄せとフィジカルを重視した守りで応戦するという展開に。
FC東京は26分にCKから林がヘッド、45分にユ・インスが至近距離からシュートという決定機をいずれもモノにできず、逆に前半のアディショナルタイムに保﨑のゴールで相模原に先制され……。前半は相模原の1点リードで終わった。

 後半も一進一退の攻防が続くなか、FC東京が0‐1で迎えた61分、FC東京の平川がついに途中出場。10月22日に開催された秋田戦でC大阪のMF山田寛人(2000年3月7日生まれ)がJ3での最年少出場記録を更新(16歳と7か月15日)したばかりだが、2000年4月20日生まれの平川はそれを上回る"16歳と6か月10日"で新たなレコードを樹立した。試合はその後、FC東京が逆転して4‐1と勝利を飾った。
 
 ちなみに、平川はFC東京U-18所属ながら二種登録されてJリーグの試合に出られるようになっていた。
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事