【J1】白熱の残留争い。最終節に向け、名古屋と同じく磐田も精神的に追い込まれたか

2016年10月29日 サッカーダイジェスト編集部

精神的に追い込まれているのは磐田も同じ。

浦和に敗れた磐田は次節、アウェーで仙台と戦う。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

 第2ステージの16節、磐田、甲府、新潟、名古屋がすべて敗れたため、残留争いは最終節まで持ち越しとなった。いよいよ崖っぷちに追い込まれたのが16位の名古屋だろう。神戸に0-3と完敗を喫し、得失点は「-18」。最終節に勝利しても、他会場の結果次第では降格が決まってしまう。
 
13位 磐田(年間勝点33/得失点差-14
17節・仙台戦(アウェー)

14位 甲府(年間勝点31/得失点差-25
17節・鳥栖戦(ホーム)

15位 新潟(年間勝点30/得失点差-13
17節・広島戦(ホーム)

16位 名古屋(年間勝点30/得失点差-18
17節・湘南戦(ホーム)
 
 ただ、精神的に追い込まれているのは磐田も同じだろう。勝点でアドバンテージがあるとはいえ、最終節は残留を争う4チームのなかで唯一アウェー。公式戦で7試合勝ち星のない磐田が敵地で仙台に敗れる可能性は十分にある。
 
 もっとも、磐田は引き分けでも自力での残留が決まる。14位の甲府も最終節で鳥栖に勝てば他会場の結果に左右されずに残留確定となる。
 
 磐田が降格というシチュエーションは、甲府、新潟、名古屋がすべて勝利し、得失点でひっくり返された時だけだ。新潟は最終節でL・シルバ、R・シルバ、舞行龍の3人が出場停止と緊急事態に陥っているものの、同勝点ながら新潟に得失点差で下回る名古屋は、やはり苦しい。
 
 名古屋としては11月3日の最終節でどこよりも早くリードを奪って、他の3チームにプレッシャーをかけたい。
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