【J1】ステージ優勝の行方よりも気になるサバイバルレース。磐田、新潟の残留条件は?

2016年10月28日 サッカーダイジェスト編集部

磐田は好調の浦和を相手に引き分け以上の結果を手にできるのか。

浦和戦はドロー狙いもひとつの手段だろう。果たして、名波監督はどんな戦術で臨むのか。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

 俄然盛り上がってきたのが、J1の残留争いだろう。福岡に続き、湘南の降格が決まったが、残り2節で13位の磐田から16位の名古屋までの勝点差がわずか3と"ラスト1枠"の行方は予想困難となっている。
 
13位 磐田(勝点33/得失点差-13)
16節・浦和戦(ホーム)、17節・仙台戦(アウェー)

14位 甲府(勝点31/得失点差-24)
16節・湘南戦(アウェー)、17節・鳥栖戦(ホーム)

15位 新潟(勝点30/得失点差-13)
16節・G大阪戦(アウェー)、17節・広島戦(ホーム)

16位 名古屋(勝点30/得失点差-15)
16節・神戸戦(アウェー)、17節・湘南戦(ホーム)
 
 ただ、16節の結果次第では降格候補が4クラブから減る可能性がある。勝点上、もっとも優位なのが磐田。ホームで浦和を下したうえで、甲府、新潟、名古屋のいずれかが引き分け以下の場合、J1残留が決定。たとえ浦和とドローに終わったとしても、15位の新潟と16位の名古屋のどちらかが敗れれば、J2降格を回避できる。
 
 だが、下降線を辿る磐田が好調の浦和を相手に引き分け以上の結果を手にできるのか。ここで敗れるようだと、最終節は仙台との"アウェーゲーム"。甲府、新潟、名古屋はその最終節をホームで戦えるだけに、もしかすると磐田は追い込まれるかもしれない。
 
 前節の福岡戦で劇的な勝利を収めた14位の甲府はその勢いに乗って湘南を下し、他会場で15位の新潟か16位の名古屋のどちらかが敗れれば、J1残留が決定。つまり、甲府が最終節を前に残留を決めるには湘南戦での勝利が絶対条件になるわけだ。
 
 その意味で、15位の新潟と16位の名古屋は16節での黒星だけは避けたい。残留を争うライバルが減れば減るほど彼らの降格の芽は膨らんでいくので、磐田、甲府にプレッシャーをかけるためにも勝利を掴みたいところだ。
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