ドーピング検査で禁止物質検出。広島の千葉が「暫定的資格停止」で公式戦の出場などが当面禁止に…

2016年10月27日 サッカーダイジェスト編集部

クラブは再検査と聴聞会の開催を要請。

禁止物質が検出され、暫定的資格停止の処分を受けた千葉は、当面公式戦やチーム練習などへの参加が禁止となった。 (C)SOCCER DIGEST

 サンフレッチェ広島は10月27日、クラブ所属のDF千葉和彦が、日本アンチ・ドーピング機構(JADA)が実施したドーピング検査で禁止物質の「メチルヘキサンアミン」が検出されたとして10月21日付で暫定的資格停止に関する通知を受けたことを発表した。
 
 クラブの公式リリースによると、9月25日に実施したドーピング検査において、千葉から、AとBの容器に分けられて採取された検体のうちの1個(A検体)より、「メチルヘキサンアミン」が検出。JADAより「違反が疑われる分析報告及び違反が行なわれた旨の主張に関する通知並びに暫定的資格停止に関する通知」を受けた。
 
 「メチルヘキサンアミン」は、興奮作用のある物質として世界アンチ・ドーピング機構によって禁止物質に指定されている。しかし、千葉は意図的に当該物質を摂取したことがないため、クラブはJADAに対し、正式な手続きに則って、当該物質が検出された検体(A検体)と同時に採取された検体(B検体)による再検査とともに、事実関係の解明を図るべく聴聞会の開催を要請したという。
 
 千葉は「暫定的資格停止」のため、公式戦への出場およびチーム練習、催事への参加が禁止。広島は、今後の事実関係の解明に向けて、JADAに全面的に協力することを表明している。
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