【J1】予想困難の残留争い。13位の磐田も“残り2試合のスケジュール”を考えると厳しい?

2016年10月22日 サッカーダイジェスト編集部

磐田は名古屋に勝てなかったことが後々響いてくるかもしれない。

磐田を残留に導けるか。名波監督の手腕が問われる。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

 第2ステージの15節を終えて覇権争い以上に予想困難となったのが、残留争いだ。磐田が名古屋と引き分け、新潟が浦和に敗れ、一方で甲府が劇的な展開で福岡を下した結果、13位の磐田から16位の名古屋までの年間勝点差はわずか"3"になった。
 
 年間勝点で最下位の福岡に続き、17位の湘南のJ2行きが決まり、降格枠は残りひとつ。現時点で降格圏の16位にいるのは名古屋だが、圧倒的に不利というわけではない。15位の新潟とは同勝点で、14位の甲府とは1ポイント差。確かに他力本願なところはあるものの、残留への灯は消えていない。

 では、ここから降格しそうのは果たしてどこか。 
 残留を争う4チームの残り2節の対戦相手を見ると、次のようになる。
 
13位 磐田(勝点33/得失点差-13
16節・浦和戦(ホーム)、17節・仙台戦(アウェー)
 
14位 甲府(勝点31/得失点差-24
16節・湘南戦(アウェー)、17節・鳥栖戦(ホーム)
 
15位 新潟(勝点30/得失点差-13)
16節・G大阪戦(アウェー)、17節・広島戦(ホーム)
 
16位 名古屋(勝点30/得失点差-15)
16節・神戸戦(アウェー)、17節・湘南戦(ホーム)
 
 "意外"に厳しいのが、13位の磐田だろう。次節はホームとはいえ、第2ステージ制覇と年間勝点1の座を狙う浦和、そして最終節は残留を争う4チームのなかで唯一のアウェーゲーム。名古屋に勝てなかったことが後々響いてくるかもしれない。

 10月29日開催の次節は、9試合とも14時キックオフ。磐田が浦和を破って大金星を挙げれば、逆に残り3チームは追い込まれることになるかもしれない。
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