【日本代表】次節のオーストラリア戦が“ドローでもOKじゃない”理由

2016年10月08日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

日本はグループBの4位に後退…。

次節のオーストラリア戦で勝利を掴めるか。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

[ロシアワールドカップ・アジア最終予選]日本 2-1 イラク/10月6日/埼玉
 
 ワールドカップ・アジア最終予選のイラク戦で劇的な勝利を飾った日本だが、本田が言うように「楽観視はできない」。というのも、UAEがタイを3‐1で下し、サウジアラビアとオーストラリアの一戦が引き分けで終わった結果、日本はグループBの4位に転落してしまったのだ。
 
グループBの順位(10月6日現在)
1位/オーストラリア=勝点7
2位/サウジアラビア=勝点7
3位/UAE=勝点6
4位/日本=勝点6
5位/イラク=勝点0
6位/タイ=勝点0
 
 UAEとの予選初戦をモノにしていれば「ドローでもOKだった」アウェーのオーストラリア戦が、「ドローでも厳しいか」という状況になったのはある意味、プレッシャーだろう。過去2大会のワールドカップ・アジア最終予選でオーストラリアに一度も勝ったことのない日本(3分け1敗)が、果たしてこのグループ最大のライバルから白星を掴めるのだろうか。
 
 たとえオーストラリアに敗れても、「まだ6戦あるではないか」との見方もある。ただし、忘れてはならないのが来年のアウェーゲーム3試合すべてが中東ということである。ホームでさえ圧倒できなかったUAE、イラクに敵地で勝つのはタフなミッションのようにも映るだけに、やはりオーストラリア戦で黒星は許されない。いや、ドローさえ厳しいと言っても大袈裟ではないはずだ。
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