異例のロスタイム"9分間"で計3ゴール!大久保不在の川崎が、執念の小林弾で神奈川ダービーを制す

2016年09月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

決勝点は90+10分。小林が渾身のヘッドを叩き込む!

アディショナルタイム9分という異例の展開のなか、最後の最後で勝ち切ったのは川崎。小林(11番)が執念の決勝点を決めた。写真:徳原隆元

[J1第2ステージ13節]川崎3-2横浜/9月25日(日)/等々力陸上競技場
 
 J1第2ステージ13節の川崎対横浜が9月25日、等々力陸上競技場で行なわれ、3-2で川崎が競り勝った。
 
 大久保が出場停止の川崎は、代役に狩野を抜擢。この起用に金髪の背番号25が結果で応えた。
 
 14分、右サイドでボールを持った小林がクロスを供給すると、ファーサイドで狩野がヘッド一閃。古巣の横浜に恩返し弾を見舞い、川崎に先制点をもたらした。
 
 1点をリードした川崎はその後、GK新井が負傷するアクシデントに見舞われたが、代わって出場したGK高木が安定したプレーを披露。さらに、終了間際の84分に三好がチームの2点目を決め、横浜を突き放した。
 
 しかし、ここから横浜が意地を見せる。
 
 川崎のGK新井が負傷したため、アディショナルタイムが長くとられた。その表示は、実に9分。この間に横浜が2点を返した。
 
 まずは90+6分、伊藤のヘッドのこぼれ球を中町が詰めてネットを揺らす。さらに90+8分には川崎守備陣のミスを突いて齋藤がボールを奪い、齋藤のクロスを伊藤が沈めて同点に追いついた。
 
 ただ、これで試合は終わらない。試合終了間際の90+10分。田坂のクロスを小林がヘッドでねじ込み、川崎が最後の最後で突き放したのだ。
 
 結局、試合はそのまま終了。川崎が3-2で横浜との神奈川ダービーを制した。
 
 川崎はこの勝利で年間3位以上を確定させ、チャンピオンシップ進出が決定。試合後のセレモニーでは、キャプテンの中村が村井チェアマンから、チャンピオンシップ進出決定を表すプラカードを受け取った。
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