【J1採点&寸評】湘南×福岡|裏天王山を制したのは福岡!中盤を支えたボランチをMOMに

2016年09月19日 隈元大吾

湘南――中盤の構成力で後手を踏み、サイド攻撃も機能せず。

【警告】湘南=なし 福岡=實藤(51・88分)、イ・ボムヨン(84分)、邦本(90+2分)
【退場】福岡=實藤(88分)
【MAN OF THE MATCH】三門雄大(福岡)

[J1第2ステージ12節]湘南0-2福岡/9月17日/Shonan BMWスタジアム平塚

【チーム採点・寸評】
湘南 5.5
相手を上回るチャンスを作りながら、シュートを決め切れず敗戦。10連敗となり、福岡と勝点差なしの年間最下位に。前への意識を欠いた前節の反省を踏まえ、前向きなプレーが発揮されたことはチームとしての前進。それだけに、序盤の失点と無得点が悔やまれる。
 
【湘南|採点・寸評】
GK
25 タンドウ・ベラピ 5.5
先制のPK、追加点ともに鋭く反応し、ボールに触るも止めきれず。相手の2度のチャンスを決められた。
 
DF
36 岡本拓也 5.5
1対1の局面で珍しく後手を踏む場面もあったが、攻勢に出て手薄になった自陣を着実にカバーするなど守備に献身。機を見て攻撃参加も果たした。
 
4 アンドレ・バイア 5.5
キャプテンマークを巻いたこの日、最終ラインを統率しつつ、相手の背後を突くフィードで攻撃にアクセントを加えた。
 
6 三竿雄斗 5.5
縦パスや菊池とのコンビネーションで攻勢に加わった。直接ゴールを狙ったFKは惜しくも枠を捉えきれず。
 
MF
14 藤田征也 5(67分OUT)
リーグ戦6試合ぶりに先発。積極的に前を目指し、仲間とのパス交換や自らもドリブルで仕掛けた。セットプレーのキッカーも務めたが、武器のクロスは発揮しきれなかった。
 
16 石川俊輝 5(HT OUT)
球際やボールへの執着心を表し、サイドチェンジも狙う。一方で、福岡の圧力もあり、前へのパスは限られた。
 
22 下田北斗 5.5
試合開始早々、不運にもハンドでPKを献上。その後、長短のパスでリズムを作り、自らも積極的に仕掛けるなどして決定機を演出した。
 
10 菊池大介 6
左サイドで序盤から積極的に仕掛け、前への意識をプレーで示しチームを引っ張った。相手の最終ラインとの駆け引きでパスも引き出した。

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