清武が先制点アシストも、セビージャは数的優位を活かせずドロー

2016年09月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

勝点2を逃がした試合で多くのポジティブな面を見せた清武。

警告:エ=カパ(38分) セ=コレア(59分)
退場:エ=ジョエル(44分)、ダニ・ガルシア(85分)
(C) SOCCER DIGEST

 9月17日(現地時間)、リーガ・エスパニョーラ第4節で、セビージャはエイバルと1-1で引き分けた。
 
 セビージャは、3日前にチャンピオンズ・リーグで強豪ユベントスとのアウェーマッチをスコアレスドローで乗り切ったが、そこからスタメンを8人も入れ替えて、敵地に乗り込んだ。
 
 またこの一戦では、エイバルの乾とセビージャの清武による日本人対決が注目されたが、残念ながら乾がメンバーから外れたことにより、ふたりのマッチアップは今後におあずけとなった。
 
 試合は、開始2分で清武がファウルを受けて獲得したゴール前のFKを、ガンソが直接狙ってオープニングシュートを放ったが、その後は運動量に勝るホームチームが攻勢に立つ。21分にはベベ、キケ・ガルシアが、26分にはS・エンリチュが惜しいシュートを放った。
 
 セビージャは運動量で負け、また中盤にスペースを開けたことで守勢に立たされる時間が長くなったが、27分、逆にそのスペースを利して先制点を挙げる。自陣の中央でボールを受けた清武が、そのままドリブルで突き進み、ビエットへ決定的なスルーパスを通したのだ。
 
 先制したセビージャは、積極的なエイバルを、先日のCLユベントス戦のように、のらりくらりとかわしながら、時間を過ごしていく。そしてアディショナルタイムに突入する頃、カウンターから、ガンソのスルーパスで抜け出したコレアがGKジョエルに倒された。
 
 これでエイバルの守護神にはレッドカードが提示され、セビージャは残り時間を11人対10人で戦えるという有利な状況を得た。
 
 しかし後半、相変わらずエイバルは運動量でアウェーチームに勝り、躍動感を見せて、数的不利を感じさせない。62分には速いボール回しから、再三右サイドから、試合を通してチャンスを作り続けたカパがきわどいシュートを放つ。
 
 そしてその2分後、エイバルはセビージャのミスを突いて速攻を仕掛け、ルナが左からクロスを入れると、中央で受けたP・レオンがうまくコントロールしてGKシリグを破り、同点とした。
 
 セビージャは後半、攻撃のスピードが上がらず、1人多いアドバンテージをなかなか活かせずにいたが、それでも66分、73分、83分にビトーロが得点機を得る。しかし、彼自身の判断ミスや相手GKの好守により、これをゴールに結び付けられない。
 
 85分には、カウンターからエイバル陣内深くに入り込んだビエットに、ダニ・ガルシアが後方からファウルを仕掛けて退場。セビージャはさらなる数的優位に立つが、直後の清武のFKをメルカドが頭で合わせた決定的なシュートはGK正面。終了間際のガンソのヘディングシュートも、しっかりヒットしなかった。
 
 セビージャにとっては、勝たなければならない試合で勝点2を取り逃がした痛恨の90分間となった。アウェーで弱いといわれるチームは、これまで今シーズンの公式戦におけるアウェーマッチ3試合全てで引き分けに終わっている(ホームゲームは2戦全勝)。
 
 そんななかで清武は、ポジティブな面を幾つも見せた。アシストはもちろん、相手チームに負けないぐらいの運動量の多さ、パスを引き出す動きなどの他、鋭い切り返しで相手選手を簡単にかわしたり、後ろ向きで味方に技巧的なパスを通すなど、これまでよりもテクニックを披露する頻度も高かった。
 
 試合ごとに違うメンバー、違うプレーを見せるセビージャ。3日後の20日(火)、ベティスとのダービーマッチを迎える。
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