ドルトムント、6発大勝! 躍動したライバルたちと沈黙の香川…

2016年09月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

相手GKの弾いたボールを拾ったものの、処理に手間取って…。

久々に出場した香川は、好印象を与えるようなプレーを見せられなかった。 (C) Getty Images

 9月17日(現地時間)、ブンデスリーガ第3節で、ドルトムントは6-0でダルムシュタットを下した。
 
 2節で昇格組のRBライプツィヒに敗れて早くも今シーズン初黒星を喫し、水曜日にはチャンピオンズ・リーグ(CL)でレギア・ワルシャワにアウェーで6-0の圧勝を飾ったドルトムントは、この試合からスタメンを4人入れ替えてダルムシュタット戦に臨んだ。
 
 試合は、5バックを敷いて守る相手に対し、ドルトムントが序盤から攻勢に立ち、開始3分にはシュメルツァーがファーストシュートを放つ。
 
 試合が動いたのは7分。カウンターから、ラモスのパスで抜け出したデンベレが左からクロスを入れ、これに走り込んできたカストロが合わせ、ドルトムントが先制点を奪った。
 
 ドルトムントは大部分の時間帯でボールを保持し、ボールを失った後には素早く動いて相手にプレッシャーをかけ、すぐにボールを奪い返す。ダルムシュタット陣内で長くプレーし、得点には至らなかったものの、10、13分、29分にはラモスが、20分にはゲレイロが好機を得た。
 
 7割以上のボールポゼッションを記録しながら、前半はややゴール前での意外性に欠け、相手を崩し切ることができなかったドルトムントだが、48分、右サイドのプリシッチの仕掛けからパスを受けた中央のラモスが後方へ戻すと、ゲレイロが強烈なシュートを放つ。
 
 GKエッサーはよく反応してセーブしたものの、走り込んだラモスがこぼれ球を詰めて追加点を奪った。そしてここから、ドルトムントのゴールショーが始まる。
 
 54分、デンベレから左SBシュメルツァーにスルーパスが通り、マイナスのクロスをゲレイロが判断良くダイレクトで逆サイドに流すと、走り込んできたプリシッチが豪快に突き刺して3点目を挙げた。
 
 攻撃をリードしたゲレイロとデンベレは63、64分でピッチを退き、代わりに香川とモルが出場したが、56分にダルムシュタットのニーマイヤーが2度目の警告で退場し、数的有利を得ていたドルトムントの勢いは止まらない。
 
 78分、プリシッチの左からのクロスを、カストロがヒールで決めて4-0。6分後には、ヴァイグルのパスで右サイドを抜け出したカストロが中央に折り返したところを、交代出場のロデが合わせて5-0とする。
 
 そして88分、プリシッチが積極的な仕掛けから右サイドを破って上げたセンタリングを、逆サイドで受けたモルがうまくコントロールして相手選手をかわし、狭いコースにシュートを決め、ゴールショーを締め括った。
 
 CLに続き、2試合連続で大量6ゴールを挙げたドルトムント。トゥヘル監督にとっては、この結果もさることながら、ポジション争いの渦中にいる選手たちが、躍動感溢れるプレーを見せたことの方が重要だったかもしれない。
 
 スタメンのゲレイロは、縦横に広く動き、切れ味鋭いドリブル、的確なパスで相手の守備を崩し、セットプレーではその精度の高いキックが活きた。デンベレは再三、ドリブルで相手選手をかわした他、絶妙な縦パスでもチャンスを創出した。
 
 ラモスも多くのフィニッシュに絡んでゴールを決め、プリシッチは左右での積極的な仕掛けで1ゴール2アシストの活躍。カストロも貴重な先制点を挙げた他、よくボールに絡んで加点、そして5点目をアシストした。
 
 モルは左サイドから切れ込んで強烈なシュートを放ち(GKがセーブ)、巧みなボールコントロールで6点目を決めた。ロデは本来は中盤の下がり目のポジションながら、タイミング良く上がり、ゴールまで奪ってみせた。
 
 さて、香川はどうだったか。左サイドプリシッチに複数の好パスを通し、良い位置でボールを得ようとよく動いたが、決定的なプレーには繋がらず。唯一、77分にプリシッチのヘディンシュートをGKが弾いたところを拾ったものの、処理に手間取り、シュートコースを塞がれた。
 
 ライバルたちに比べると、唯一印象に残るようなプレーを見せられなかった香川。とりわけ、攻撃のあらゆる役割を高度にこなしたゲレイロと比較すると、明らかに見劣りした感は否めない。
 
 もっとも、足首の怪我が癒えたばかりであり、今度も強行日程が続くドルトムントのなかでは、確実に出場の機会は到来するだろう。そのなかで、どれだけの存在感を示せるか。いずれにせよ、昨シーズンよりも厳しい戦いが、彼には待っているようである。
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